ヤマノイモ(山の芋)(ヤマノイモ科 ヤマノイモ属)

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ページ番号 1017264 更新日  令和3年5月21日 印刷 大きな文字で印刷

ヤマノイモ(山の芋)(ヤマノイモ科 ヤマノイモ属)

ヤマノイモの図鑑

自生環境

林縁、道ばた など

原産地

日本在来

特徴

  • 山の芋の名前がありますが、山林内に限らず、いたるところでごく普通に見られる多年草です。市街地でも道ばたのフェンスや植え込みにつるを絡ませている姿をよく見かけます。根は自然薯(じねんじょ)とも呼ばれ、食用になります。
  • 雌雄別株で、雄株と雌株が別々に存在します。ただ花や果実がない状態での判別は困難です。花期は夏で、雄株・雌株ともに白い小さな花がつきます。両者は花のかたちやつきかたが異なり、雄株の穂が上向きなのに対し、雌株の穂は下向きに垂れ下がるようにつきます。
  • 夏から秋にかけて、葉のわきに直径1センチメートルほどのむかごができ、これも食べられます。むかごは繁殖手段のひとつで、これが地に落ちると芽を出して、新しい株として成長を始めます。

ヤマノイモの画像その1。雄花。花の穂は上向きにつく。雌花。花の穂は垂れ下がる。

ヤマノイモの画像その2。夏から秋、葉わきにむかごができる。雌株は秋になると果実の穂がぶら下がる。すき間に薄っぺらいタネがあり風でひらりと舞う。

ヤマノイモの画像その3。担根体(芋)。芋は下に向かってまっすぐのびる。1メートルくらいの長さになることも。

芋は毎年新しくなる

ヤマノイモは多年草で、株の充実とともに地中にできる芋もだんだん大きくなります。しかしじつは、1つの芋が何年もかけて少しずつ伸びていくのではなく、毎年春に新しい芋をつくって完全に入れ替わります。新しい芋は、古い芋が蓄えた養分を取り込み、新しく取り入れた養分も蓄えて、前の芋より大きく育ちます。ヤマノイモの芋の部分を担根体(たんこんたい)と呼ぶこともあります。

市内の分布状況

市内全域に普通です。林縁に多いですが、道ばたのフェンスなどに絡んでいる姿もしばしば見かけます。

市内の分布状況の図

生育を脅かす要因

  • 今のところ特になし
  • 市内全域にごく普通で、今のところ絶滅の心配はありません。しかし目の敵にしすぎるのは考えもの。地域に育つ植物として、やさしく見守る気持ちを大切にしたいところです。

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