フユイチゴ(冬苺)(バラ科キイチゴ属)

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ページ番号 1017456 更新日  令和3年5月21日 印刷 大きな文字で印刷

フユイチゴ(冬苺)(バラ科キイチゴ属)

フユイチゴの図鑑

自生環境

山林、林縁 など

原産地

日本在来

特徴

  • 関東地方から新潟県よりも西の地域に分布し、山地の林内にごく普通に生えるつる性の常緑低木です。つるはしなやかで地を這うようにしてのびていき、ところどころから根を出します。茎や葉裏には茶色い毛がびっしりと生えていますが、ほかのキイチゴ類に見られるような刺はほとんどありません。葉はかたくて丈夫で、葉表は毛が少なく光沢があります。
  • 花期は9月から10月ごろで、小さな白い花が数個ほど集まって咲きます。花びら、がくともに5枚で、中心には多数の雄しべがびっしりとあります。
  • 果実はいわゆるキイチゴで、11月から翌1月に鮮やかな赤色に熟します。甘酸っぱくてなかなかの美味です。生食のほか、ジャムやジュースなどにして利用することができます。

フユイチゴの画像その1。花は秋に咲く。花の直径は1.5センチメートルほど。花びら、がくともに5枚。

フユイチゴの画像その2。イチゴは冬の初めごろに熟す。イチゴは赤く熟す。食べると甘酸っぱくて美味しい。

フユイチゴの画像その3。葉の表側は毛が少なく、光沢がある。葉の裏側やつるには、茶色の短い毛がびっしり。

トピックスタイトル(特定の種別のクローズアップ)

年末に収穫できる木苺

キイチゴ類の多く春から初夏に開花し、初夏から夏にイチゴが熟します。野田市周辺で比較的よく見られる野生種はナワシロイチゴやモミジイチゴ、クサイチゴですが、いずれも初夏から夏が収穫期です。栽培種のブラックベリーやラズベリーの類も、主な収穫期は夏です。そのためフユイチゴは、数少ない「冬のキイチゴ」と言えます。冬の野山歩きでぜひフユイチゴの赤い実を探してみてはいかがでしょうか。

市内の分布状況

本来山に生える植物だからか、市内ではごく稀にしか見られません。

 

市内の分布状況の図

予想される被害または生育を脅かす要因

  • 開発
  • 荒廃

山に行けば特に珍しいものではありませんが、野田市内では自生が極めて限られています。そのため、開発などの土地改変で、一気に全滅してしまう可能性があります。

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