ハンゲショウ(半化粧)(ドクダミ科ハンゲショウ属)

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ページ番号 1017458 更新日  令和3年5月21日 印刷 大きな文字で印刷

ハンゲショウ(半化粧)(ドクダミ科ハンゲショウ属)

ハンゲショウの図鑑

自生環境

湿地、水辺、河川敷 など

原産地

日本在来

特徴

  • 湿地に生える多年草で、地下茎を張り巡らせながら増えていくため、しばしば群生します。日当たりが良く開けた場所よりも、湿地林または、林縁に接するような湿地を好む傾向があります。
  • 葉は光沢があり、葉脈がへこんで目立ちます。少し揉むと独特の臭いがあります。草丈は60センチメートルから100センチメートルほどになり、6月から7月頃、茎の上部に花の穂をつけます。穂の長さは10センチメートルから15センチメートルにもなりますが、個々の花はとても小さくて地味なものです。代わりに、穂のわきにある葉が白く色づき、遠くからでもよく目立ちます。花後、白く色づいた葉は薄緑色になります。
  • 個々の花は、花びらもがくもなく、雄しべと雌しべのみからなります。このような花を裸花(らか)と言い、ドクダミ科の植物に見られる特徴のひとつです。

ハンゲショウの画像その1。花の穂は地味であまり目立たない。花が咲くと近くの葉が白く色づく。花は雄しべと雌しべだけ。

ハンゲショウの画像その2。果実のころには、葉の色づきは弱くなる。果実は白色で、中に細かいタネが多数入っている。

ハンゲショウの画像その3。花の咲く前。まだ葉は色づいていない。春の芽吹き。新芽は赤っぽい。

トピックスタイトル(特定の種別のクローズアップ)

ハンゲショウと半夏生

雑節の半夏生(7月2日ごろ)は、「ハンゲの生えるころ」という意味です。ハンゲはカラスビシャクのことで、ハンゲショウが咲くから半夏生ではありません。でも、まったくの無関係というわけでも無く、まず雑節の半夏生が先にあって、ちょうどこのころに咲くから、ハンゲショウだ、とする説があります。一方で葉の表側が白くなるので、半分だけ化粧という意味の半化粧とする説もあります。

市内の分布状況

市内全域の水辺や湿地に生育していますが、数はそんなに多くはありません。

 

市内の分布状況の図

生育を脅かす要因

  • 開発
  • 競合or駆逐

湿地に生える植物ですが、全国的に数が減っていているようです。外来種の繁茂や埋め立て、護岸整備などにより、生育場所が失われてしまうことが主な原因と考えられます。

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