コゴメガヤツリ(小米蚊帳吊)(カヤツリグサ科 カヤツリグサ属)

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ページ番号 1018436 更新日  令和3年5月21日 印刷 大きな文字で印刷

コゴメガヤツリ(小米蚊帳吊)(カヤツリグサ科 カヤツリグサ属)

コゴメガヤツリの図鑑

自生環境

野原、湿地、道ばた など

原産地

日本在来

特徴

  • やや湿った草地を好む草ですが、市内では環境を問わずいたるところにごく普通に見られます。カヤツリグサの仲間にはたくさんの種類がありますが、コゴメガヤツリは最も普通に見られる種類のひとつです。
  • 夏から秋にかけて、茎の先に線香花火のような形の穂をつけます。穂のつきかたが不規則で、株ごとに個性があります。他のカヤツリグサ類と比べると、穂の色は黄色みが強く出る傾向があります。また、穂を構成する鱗片の先がとがらずに、丸みを帯びるのも大きな特徴の一つです。
  • カヤツリグサの仲間は、多種類がたくさん混じって生えるわりには、雑種があまりできません。その中でも比較的遭遇頻度が高いのはカヤツリグサとコゴメガヤツリの雑種で、ヒラボガヤツリという名前がつけられています。

コゴメガヤツリの画像その1。穂は黄色っぽく、かたちは株ごとに異なる。

コゴメガヤツリの画像その2。鱗片の先は丸みを帯びる。鱗片。ひとつの粒のように見える部分。

コゴメガヤツリの画像その3。タネが熟すころには、穂は茶色くなる。環境によっては、草丈数センチメートルほどで穂を出すことも。

秋はカヤツリグサの季節

秋の気配を感じるころ、目につくようになるのがカヤツリグサの仲間。ぱっと見はどれもよく似ていますが、種類がとても豊富で、地味ながらも人気がある分類群です。水辺環境の多い野田市は、じつはカヤツリグサの宝庫です。田んぼのまわりをちょっと歩いただけで、一度に何種類も観察できます。コゴメガヤツリはありふれた種類ですが、探せば市内にもレアな種類はいろいろあります。

市内の分布状況

市内全域、どこでもごく普通に見られます。

市内の分布状況の図

予想される被害

  • 今のところ特になし

市内全域にごく普通で、今のところ絶滅の心配はありません。しかし目の敵にしすぎるのは考えもの。地域に育つ野の花として、やさしく見守る気持ちを大切にしたいところです。

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