クルマバザクロソウ(車葉柘榴草)(ザクロソウ科 ザクロソウ属)
クルマバザクロソウ(車葉柘榴草)(ザクロソウ科 ザクロソウ属)
自生環境
河川敷、畑地、道ばた など
原産地
熱帯アメリカ
特徴
- 熱帯アメリカ原産で、ほぼ世界中に広がっている1年草です。国内では、江戸時代末期に新潟県で初めて記録され、現在は全国的に広がっています。畑地や荒れ地に多く生えますが、砂質環境を好むため、河川敷や海沿いにもよく見られます。
- carpet weedの英語名があるとおり、地を這うようにして生育は、まるでカーペットのように広がっていきます。茎の節々につく葉は細長く、数枚が放射状について見えるのが特徴です。株もとにもロゼット状の葉がつきます。
- 夏から秋にかけて、直径3ミリメートルから4ミリメートルほどの小さな白い花を咲かせます。花びらは無く、5枚のがくが開いて花びらのように見えます。果実は熟すと果皮が3つに開いて、中から赤茶色で光沢のあるタネが多数顔を出します。
車葉…どこが車なの?
植物の名前には、「車」とつくものが少なくありません。クルマバザクロソウのほかにもクルマバソウ、オグルマ、クルマアザミなどなど…。これは、葉などが放射状につく様子を車輪に見立てたものです。今の車からは連想しづらいのですが、昔の人力車などでは、車輪の放射状の構造がよくわかります。ちなみにクルマバザクロソウは、茎の途中につく葉の様子を車輪に見立てたものです。
市内の分布状況
市内全域に分布し、畑地や河川敷などの乾燥した場所に多く見られます。
予想される被害
- 競合or駆逐
- 農業被害
畑地にもたくさん生えるため、農作業に影響が出る可能性があります。また、同じ仲間の在来種ザクロソウなどとの間で生育場所をめぐる競争が起きる可能性があります。
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