メドハギ(蓍萩)(マメ科 ハギ属)

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ページ番号 1021290 更新日  令和3年5月21日 印刷 大きな文字で印刷

メドハギ(蓍萩)(マメ科 ハギ属)

メドハギの図鑑

自生環境

荒れ地、河川敷 など

原産地

日本在来

特徴

  • いわゆる萩の仲間で、草原や荒れ地などに普通に生える多年草です。特に河川敷に多く見られる傾向があります。草丈は1メートル前後になり、茎全体に葉をびっしりとつけます。茎の下のほうは樹木のような質感になることもあります。
  • 夏から秋にかけて、枝いっぱいに小さな白い花を咲かせます。花の大きさは7ミリメートルほどで、白色ですが、中心付近に紫色の斑紋があります。同時に開かない花(閉鎖花)をつけることもあります。果実は平べったく、さやの中にタネが1個できます。
  • 古い時代に、筴(めとぎ)という占いに茎を使ったことから、その名が来ていると言います。筴に関係があるかは不明ですが、目処萩という字を当てることもあります。

メドハギの画像その1。紫色の斑紋がある。茎やがくは毛が多い。夏から秋にかけ、枝いっぱいに花を咲かせる。

メドハギの画像その2。さやの中に豆(タネ)は1個だけ。熟しても弾けない。キタキチョウ。幼虫はメドハギなどを食べて育つ。

メドハギの画像その3。小葉。小葉が3枚ずつつく。茎には、葉がびっしり。茎はよく枝分かれする。

キタキチョウが好む

河川敷を歩いていると、黄色いチョウがやたらと目につくことがあります。野田市周辺の場合、そのほとんどがモンキチョウかキタキチョウのどちらかでしょう。それらのうち、キタキチョウの幼虫は、メドハギを含めたハギ類やクサネムなど、マメ科植物を食べて育ちます。メドハギは河川敷の植生を構成する主要な植物のひとつなので、それに伴ってキタキチョウもたくさん生息しています。

市内の分布状況

市内全域で見られます。特に利根川、江戸川などの河川敷に多く生えています。

市内の分布状況の図

生育を脅かす要因

  • 今のところ特になし

市内全域にごく普通で、今のところ絶滅の心配はありません。しかし目の敵にしすぎるのは考えもの。地域に育つ野の花として、やさしく見守る気持ちを大切にしたいところです。

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