ヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)(ヤマゴボウ科 ヤマゴボウ属)

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ページ番号 1021313 更新日  令和3年5月21日 印刷 大きな文字で印刷

ヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)(ヤマゴボウ科 ヤマゴボウ属)

ヨウシュヤマゴボウの図鑑

自生環境

道ばた、林縁、荒れ地 など

原産地

北アメリカ

特徴

  • 北アメリカ原産で、草丈が2メートルにも達するとても大きな多年草です。日本には明治時代に渡来し、現在は空き地などではびこっています。なおヨーロッパでは、庭のアクセントとして、園芸用に栽培されています。
  • 茎はさかんに枝分かれをしながら、旺盛に生育し、夏から秋にかけ、次々と花の穂を出します。花の直径は5ミリメートルから6ミリメートルほどで、花びらはありませんが、5枚の丸っこいがくが開いて、まるで小さな梅の花のように見えます。
  • 秋、まるでぶどうのような果実の穂ができます。見た目は美味しそうですが、有毒で食べられません。ただ、鳥は好むようで、タネは鳥によってあちこちに運ばれていきます。果実をつぶすと、赤紫色の汁が採れ、染料としても使われます。

ヨウシュヤマゴボウの画像その1。花に花びらは無い。花びらのように見えるのは5枚のがく。

ヨウシュヤマゴボウの画像その2。果実をつなぐ軸や柄の部分は鮮やかな赤紫色に色づく。果実は黒く熟すが有毒で食べられない。

ヨウシュヤマゴボウの画像その3。果実をつぶすと、赤紫色の色がつく。インクベリーとも呼ばれる。ゴボウのように太い根だが、強い毒がある。絶対に食べてはいけない。

山菜の「山ごぼう」は別物

山菜として、よく漬物などに使われる「山ごぼう」。これは、モリアザミというアザミの一種の根を掘り出したもので、このヨウシュヤマゴボウではありません。誤食による中毒事例が後を絶たないため、注意が必要です。ちなみに海外ではポークルートと呼ばれ、若い葉を食べることもあると言いますが、厳重な毒抜きが必要で、失敗すると中毒を起こすとのことで、やめたほうがよいでしょう。

市内の分布状況

市内全域、環境を問わず、いたるところで見ることができます。

市内の分布状況の図

予想される被害または生育を脅かす要因

全体に強い毒がありますが、「山牛蒡」の名から、山菜を連想させるため、誤食事故が後を絶ちません。果実は色水遊びに使われますが、有毒なので、口にしないようにしてください。

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