オオバコ(大葉子)(オオバコ科オオバコ属)

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ページ番号 1023656 更新日  令和元年8月22日 印刷 大きな文字で印刷

オオバコ(大葉子)(オオバコ科オオバコ属)

オオバコの図鑑

自生環境

道ばた、公園、畑地 など

原産地

日本在来

特徴

  • 身近な場所でごく普通に見られる多年草です。土の道や公園、庭の隅など、人や車がよく通り、大きな草があまり生えていないような場所にたくさん生えています。あえてこういう環境に生えることで、ほかの植物との競争をうまく回避しています。
  • 大葉子という名前のもとにもなっている、大きくて幅の広い葉が目立ちます。一見すると容易に破けてしまいそうですが、硬い筋状の葉脈が何本も通っていて強度は抜群です。葉の表面ははふつう無毛ですが、毛の量には個体差があります。
  • 花茎も多数の筋が通っていてしなやかで頑丈です。この花茎を絡めて引っ張り合い、ちぎれた方が負けという「おおばこ相撲」で遊んだ経験のある方も多いことでしょう。

オオバコの画像その1。穂は枝分かれしない。株もとから棒状の穂を何本も出す。ロゼットの状態のまま茎は立ち上がらない。太い根は目立たない。多数の細い根がびっしりつく。

オオバコの画像その2。柱頭。雄しべ。花びら。雌性期/雄性期。最初雌しべの柱頭が顔を出し、少し遅れて雄しべが出てくる。果実のふた。ふたの先はとがる。がく。苞。苞の先とがくの先は位置が揃わない。

オオバコの画像その3。タネ。1つの果実にタネは6から8個。果実のふた。上高地の遊歩道ではびこるオオバコ。観光客の靴裏についたタネから広がった。

靴裏やタイヤとともに

人や車がよく通る場所を好んで生えるオオバコは、踏まれること逆手にとって、タネを拡散させるための方法として利用しています。タネは濡れるとベタベタし、靴裏やタイヤによくくっつきます。そして人の移動とともにあちこちへと運ばれていくのです。近年は、観光客の車や靴裏についてきたタネが、貴重な自然が残されている国立公園の遊歩道や登山道で芽生え、繁茂して問題となっています。

市内の分布状況

市内全域、身近な場所でごく普通に見られます。

市内の分布状況の図

生育を脅かす要因

今のところ特になし

市内全域にごく普通で、今のところ絶滅の心配はありません。しかし目の敵にしすぎるのは考えもの。地域に育つ野の花として、やさしく見守る気持ちを大切にしたいところです。

外来生物法など

高山帯のオオバコ…重点対策外来種(法的規制は無し)

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