オオバコ(大葉子)(オオバコ科オオバコ属)
オオバコ(大葉子)(オオバコ科オオバコ属)
自生環境
道ばた、公園、畑地 など
原産地
日本在来
特徴
- 身近な場所でごく普通に見られる多年草です。土の道や公園、庭の隅など、人や車がよく通り、大きな草があまり生えていないような場所にたくさん生えています。あえてこういう環境に生えることで、ほかの植物との競争をうまく回避しています。
- 大葉子という名前のもとにもなっている、大きくて幅の広い葉が目立ちます。一見すると容易に破けてしまいそうですが、硬い筋状の葉脈が何本も通っていて強度は抜群です。葉の表面ははふつう無毛ですが、毛の量には個体差があります。
- 花茎も多数の筋が通っていてしなやかで頑丈です。この花茎を絡めて引っ張り合い、ちぎれた方が負けという「おおばこ相撲」で遊んだ経験のある方も多いことでしょう。
靴裏やタイヤとともに
人や車がよく通る場所を好んで生えるオオバコは、踏まれること逆手にとって、タネを拡散させるための方法として利用しています。タネは濡れるとベタベタし、靴裏やタイヤによくくっつきます。そして人の移動とともにあちこちへと運ばれていくのです。近年は、観光客の車や靴裏についてきたタネが、貴重な自然が残されている国立公園の遊歩道や登山道で芽生え、繁茂して問題となっています。
市内の分布状況
市内全域、身近な場所でごく普通に見られます。
生育を脅かす要因
今のところ特になし
市内全域にごく普通で、今のところ絶滅の心配はありません。しかし目の敵にしすぎるのは考えもの。地域に育つ野の花として、やさしく見守る気持ちを大切にしたいところです。
外来生物法など
高山帯のオオバコ…重点対策外来種(法的規制は無し)
PDFファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。お持ちでない方は、アドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウで開きます)からダウンロード(無料)してください。
ご意見をお聞かせください
このページに関するお問い合わせ
PR推進室
〒278-8550 千葉県野田市鶴奉7番地の1
電話:04-7199-2090
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。