マルバハッカ(丸葉薄荷)(シソ科ハッカ属)

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ページ番号 1024965 更新日  令和2年1月17日 印刷 大きな文字で印刷

マルバハッカ(丸葉薄荷)(シソ科ハッカ属)

マルバハッカの図鑑

自生環境

道ばた、荒れ地、水辺 など

原産地

ヨーロッパ

特徴

  • ヨーロッパ原産の多年草で、香りを楽しむハーブとしてアップルミントの名前で広く栽培されています。繁殖力が強く、地下茎を盛んに伸ばして、あたり一面を覆う勢いで増えていきます。
  • タネではあまり増えませんが、ちぎれた枝から簡単に再生するため、ときどき野生化します。葉は丸っこく、表面はしわが目立ち、葉裏や毛には白い毛がたくさん生えています。夏から秋にかけて、茎の先に小さな花がびっしりと穂になってつきます。ただ花は葉わきにはつきません。
  • 斑入りの品種はパイナップルミントと呼ばれ、アップルミント同様に広く栽培されています。またミントの仲間は交雑しやすいという性質があります。そのため品種改良が盛んで、マルバハッカの血が入った品種もつくりだされています。

マルバハッカの画像その1。花は茎の先に穂になってつく。

マルバハッカの画像その2。花びらは先が4つに裂けて開く。がく片は先がとがる。茎や葉の裏に白い毛がびっしり生える。葉は丸っこく、細かいしわが目立つ。

マルバハッカの画像その3。園芸品種・パイナップルミント。パイナップルのような甘酸っぱい香りがある。葉に白や黄色の模様が入る。

ミントの野生化に注意

マルバハッカは聞きなじみがないかもしれませんが、じつはアップルミントの日本名です。ミント特有のスースー感と青りんごのような甘酸っぱい香りが人気のハーブです。一方でミントの仲間は、ちぎれた枝を水や土に挿しておくと、そこから発根して再生するほどの繁殖力の持ち主でもあります。庭で育てて楽しむときは、剪定した枝を適切に処分して、野生化させないように気をつけたいところです。

市内の分布状況

道ばたや水辺で野生化しているのをたまに見かけます。

市内の分布状況の図

予想される被害

  • 駆逐
  • 交雑

ちぎれた枝やわずかな根からもすぐに復活するほどの繁殖力を持っています。またこの仲間は雑種ができやすく、在来種のハッカとの間で交雑してしまうおそれがあります。

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