ウサギアオイ(兎葵)(アオイ科 ゼニアオイ属)
ウサギアオイ(兎葵)(アオイ科 ゼニアオイ属)
自生環境
道ばた、畑地、荒れ地 など
原産地
地中海沿岸
特徴
- もともとはヨーロッパの原産ですが、持ち前の環境適応力で今や世界じゅうに広がっています。国内では1948年に神奈川県で最初に気づかれ、その後各地へと広がっていきました。花が咲いても小さくて地味なため見過ごされがちですが、市内でもいたるところに見出すことができます。
- 茎は普通立ちあがりますが、地を這うように生育することもあります。1年から越年草で、個々の株の寿命は短いのですが、季節に関係なく生育可能なため、通年その姿を見ることができます。開花・結実は春から夏が中心ですが、陽だまりでは真冬でも花や果実ができています。
- 命名は日本の植物学の父とも言われている牧野富太郎博士によるものです。中国名の兎葵(トキ)が由来と言いますが、動物のウサギとの関連は不明です。
類似種が多く混乱気味
ウサギアオイを図鑑で調べると、関連して、ハイアオイ(M. rotundifolia)、ナガエアオイ(M. pusilla)という非常によく似た植物の名前が出てきます。ざっくりと、茎が地を這うものがハイアオイ、果実の柄が長いものがナガエアオイなどとも言われますが、研究者の間でも見解が分かれ、あまり釈然としない状態になっています。この3種の扱いは今後の研究によって変わるかもしれません。
市内の分布状況
市内全域、いたるところでごく普通に見られます。
予想される被害
- 競合または駆逐
- 農業被害
名前の可愛らしさとは裏腹に、きわめて丈夫で、増える力も強力です。また農薬への耐性を身につけている可能性が高く、畑の中に入りこむと、厄介かもしれません。
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