フウセンカズラ(風船葛)(ムクロジ科フウセンカズラ属)

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ページ番号 1030751 更新日  令和3年3月22日 印刷 大きな文字で印刷

フウセンカズラ(風船葛)(ムクロジ科フウセンカズラ属)

フウセンカズラの図鑑

自生環境

植栽(庭など)

原産地

熱帯アメリカ

特徴

  • 明治時代に渡来し、ぷっくりと風船のような果実ができてユニークなことから、庭などで観賞用に栽培されます。1年草なので冬の到来とともにその株は枯れてしまいますが、こぼれたタネから毎年発生し、周辺に野生化することもあります。
  • 茎は細くてやわらかく、つるになってあちこちに覆いかぶさるるように育ちます。また葉のつけ根から巻きひげを出し、これを使って自分の体を支えていきます。高温や日照りにも強く、成長もとても早いため、グリーンカーテン用の植物にも最適です。
  • 夏から秋にかけて、巻きひげの先に、直径4ミリメートルほどの小さな白い花を数個ずつ咲かせます。花びらは4枚あります。果実は風船のようにぷっくりと膨らみ、直径3センチメートルほどになります。中はタネこそ入っているもの空洞になっていて、つぶすとパンと割れます。タネは球形で白いハート形の模様があります。

フウセンカズラの画像その1。巻きひげの先に花が何個かつく。巻きひげ。花びらは白色で4枚。花の後、小さな風船ができはじめる。

フウセンカズラの画像その2。葉は2回3出複葉。風船のような果実がつるからぶら下がる。

フウセンカズラの画像その3。果実をつぶすとパンと割れる。タネに白いハートの模様がある。

インドでは葉を食べるけど

フウセンカズラは日本ではもっぱら観賞用に栽培されますが、「仮苦瓜(かくか)」という生薬にもなります。ただ作用が強いため、一般には毒草と見なされています。一方インドやジャワ島などでは、食べても害のある成分は体に吸収されないとして、葉を野菜として利用するそうです。ただ安全性が科学的に立証されているかどうかは不明なので、手を出さないほうが良いでしょう。

市内の分布状況

市内には自生しません。庭で栽培されることがあり、そこから野生化したものをたまに見かけます。

市内の分布状況の図

予想される被害

今のところ特になし

観賞用に栽培されるため、住宅地周辺でたまに野生化しています。ただ今のところどんどん増えていくという傾向はなく、一時的な発生で消えているようです。

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