シリーズ21 野田駅ではなく、なぜ野田市駅?

Xでポスト
フェイスブックでシェア

ページ番号 1040419 更新日  令和6年2月6日 印刷 大きな文字で印刷

1
有吉町通りに在る野田町駅跡の標柱

野田の魅力を発見!!

野田駅は、明治29(1896)年に房総鉄道(現在のJR東日本外房線)に設置しました。
次の野田駅は、明治31年に西成鉄道(現在のJR西日本大阪環状線)に設置し、3番目の野田駅は、明治34年に入間馬車鉄道(現在は廃線)で、次は、明治38年4月に阪神電鉄阪神本線で、同年7月に磐城炭礦軌道(現在は廃線)で設置しています。
そして、野田市に鉄道が開通したのは明治44年5月9日です。現在の野田市駅の駅名原案は野田駅でした。しかし、鉄道院へ出願後、国有鉄道に同名の駅があったため名称変更させられたので、野田町駅として開業することになりました。大正3(1914)年には、JR外房線の野田駅(千葉市内)は誉田駅と改称され、野田町駅は、昭和25(1950)年の市制施行に伴い駅名も野田市駅になり、現在に至ります。
全国に約1万箇所ある駅のうち、「野田」という言葉がつく駅は、野田生駅(JR北海道函館本線)や陸中野田駅(三陸鉄道リアス線)、野田新町駅(JR東海東海道本線)、北野田駅(南海電鉄高野線)、野田郷駅(肥薩おれんじ鉄道)など約15駅もありますが、野田市以外に「野田市駅」の名称はありません。全国で唯一無二の駅名です。
【参考文献】相浦秀也「千葉県営軽便鉄道野田線開通までについて」『かつしか台地』第16号1998年、『停車場変遷大事典国鉄・JR編1.・2.』JTB1998年、『全国駅名あいうえお順一覧2019』JTBパブリッシング2019年、『野田市史資料編近現代1』野田市2012年、川口素生『関西「駅名」の謎』洋泉社2017年、全国鉄道地図帳昭文社 2023年発行、鉄道ファンのための私鉄史研究資料和久田康雄著電気車研究会2014年発行、日本鉄道旅行地図帳1から12号今尾恵介監修新潮社2008、2009年発行、全国駅名事典星野真太郎著前里孝監修創元社2016年発行

ご意見をお聞かせください

質問:このページの内容は役に立ちましたか?
質問:このページの内容はわかりやすかったですか?
質問:このページは見つけやすかったですか?

このページに関するお問い合わせ

PR推進室
〒278-8550 千葉県野田市鶴奉7番地の1
電話:04-7199-2090
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。