新型コロナウイルスによる子どものストレスとその対応について
緊急事態宣言を受け学校が休校、外出自粛を要請されるなど、生活に大きな影響を与えています。連日テレビやネットでもウイルスの広がりについてはくり返し報道されており、大人も不安や戸惑いがあります。このような環境の中、子どもたちも不安を抱き、いつもとちがう反応や行動がみられるかもしれません。
一般的な子どものストレス反応とは
- 腹痛や頭痛、不眠、食欲不振など
- わがままやおもらし、赤ちゃん返り
- いつもより泣く、大人から離れない
- 遊びの中で起きているできごとを再現する 、など
「いつもより子どもがべたべたまとわりつく」。そういえば最近こんなことが増えているな、と親や大人が気づいて「これはストレスのサインかな」と思うだけでも効果があります。
家庭でできることは
安心できる環境づくり
- 親や大人が子どもを守っているということを行動や言葉で伝える
- 子どもと過ごす時間やスキンシップを増やす(好きなおかずを一緒に作るなどもいいですね)
- テレビ報道など必要以上には見せない
- ふだんの生活リズムをキープする
- 必要に応じて、一時的に期待度を下げる(家庭学習やけいこごとの練習の量などの調節)
話しやすい環境づくり
- 気持ちを受け止めて共感・受容「うん、怖いね」「そう感じるのは自然なことだよ」
- 質問に答えられるように準備しておく(憶測でなく「事実」を手短に)
- 「どうしてそう思ったの」と子どもの考えのみちすじを理解する
くりかえし聞いてくるのは不安感のあらわれです。
子ども支援室では、お子さんのことについての相談を受け付けています。困ったこと、気になることがありましたらどうぞお気軽にご相談ください。
子ども支援室 心理士
参考資料:新型コロナウィルスについての子どもの心のケアについて
(作成:ニューヨーク日本人教育審議会教育相談室 教育相談員 バーンズ静子 森真佐子)
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このページに関するお問い合わせ
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