デング熱について

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ページ番号 1006388 更新日  令和2年10月8日 印刷 大きな文字で印刷

デング熱とは

 平成26年8月に約70年ぶりにデング熱の国内感染による患者発生が確認され、最終的には全国で162名が感染しました。うち千葉県では7名で、野田市民の感染はありませんでした。それ以降、輸入感染の症例は度々報告されていましたが、国内感染の発症は報告されていませんでした。
しかし、令和元年9月にデング熱の国内感染が疑われる症例が沖縄県で発生しました。
さらに、令和元年10月に東京都における国内感染症例となるデング熱が発生しました。都内の学生2名で、9月18日から20日まで奈良市内及び京都市内を修学旅行で訪れたとのことです。
予防策としては、「蚊に刺されないようにする」、「蚊の発生を防ぐ」ことが大切です。

  • デング熱は、デングウイルスに感染した蚊(日本では、やぶ蚊と呼ばれるヒトスジシマカに限られる)に刺されることによって生じるウイルス感染症です。
  • デング熱は、人から人への感染はしません。

潜伏期間

ウイルスを持った蚊に刺された後、通常3日から7日(最大2日から14日)

主な症状

  • 急激の発熱、発疹、頭痛、骨関節痛、嘔気、嘔吐などの症状がおこり、通常発病後2日から7日で解熱します。
  • ごく希に「デング出血熱」や「デングショック」と呼ばれる重傷な状態になることがあります。

治療方法

有効な抗ウイルス薬はないため、対症療法を行います。

医療機関を受診される際の注意(気になる症状が出た際には、医療機関を受診するようにしましょう)

デング熱を疑って医療機関を受診する際には、「いつ」「どこで」蚊に刺されたかを医師に伝えるようにしましょう。

感染経路

ヒトスジシマカの写真

日本においては、デングウイルスに感染したヒトスジシマカに刺されることにより、デング熱に感染します。

ヒトスジシマカ

  • 背中に一本の白い線とW字状の模様がある4.5ミリほどの蚊で、5月中旬から10月下旬ころまで活動します。雑木林や竹林、また水辺の草むらなどで繁殖し、最近は藪・墓地・公園などでも見受けられます。
  • 日中に活発に吸血し、活動範囲は50メートルから100メートル程度です。

感染予防のポイント

蚊の発生する恐れのある場所には近づかないようにしましょう。

蚊に刺されないようにする

  • 野外活動をする際は、長袖・長ズボンを着用し、素足でサンダルを履かないなど、肌の露出を避けましょう。
  • 虫刺され防止剤を使用する際には、むらなく塗布し、汗をかくなど肌が濡れると効果が落ちるため、こまめに塗布しましょう。

蚊の発生を防ぐ

  • 植木鉢やプランターの受け皿、捨てられたプラスチック容器など、水がたまりやすく蚊の幼虫(ボウフラ)の発生源となりやすいものを片づけましょう。
  • 蚊の幼虫(ボウフラ)は、約10日で成虫になるため、週に1回は身の回りを確認することが有効です。

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このページに関するお問い合わせ

健康子ども部 保健センター
〒278-0003 千葉県野田市鶴奉7番地の4
電話(母子保健係):04-7125-1190
電話(健康増進係):04-7125-1189
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。