新型コロナウイルス感染症対策における障がいのある方への配慮について

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ページ番号 1027487 更新日  令和3年1月13日 印刷 大きな文字で印刷

新型コロナウイルス感染症対策における障がいのある方への配慮について

障がいのある方の中には、新型コロナウイルス感染症対策により、日常生活のさまざまな場面で、新たに発生した課題に直面し、困っている方がいます。中には苦渋の決断でマスクなしで外出しなければならない場合もあります。皆さんのご理解及び状況に応じたサポートをお願いします。

  • 知的障がい、発達障がいのある方は、触覚過敏によりマスクが肌に触れる部分が痛かったり、息苦しかったりしてマスクを付けていられない、状況の変化の理解が難しく、決まった生活とスケジュールどおりにできないとパニックになってしまう、などの場合があります。
  • 視覚障がいのある方は、お店に貼ってある営業時間変更や、マスク・消毒液販売のお知らせが分からない、日常生活では物を触わって確認するため、触れない感染対策が難しい、まわりの人との距離感をつかめず近づいてしまう、などの場合があります。
  • 聴覚障がいのある方は、マスクにより相手の口元や表情が隠れ、意思を読み取りにくい、フェイスシールドの光の反射で表情が見えにくい。このような場合、筆談が有効ですが、筆談ボードの設置がない店舗や施設が多い、などの場合があります。
  • 車いすを利用する方は、車いすでは届かない高さに消毒液が置かれていることがある、立っている方より低い位置に顔があることが多いため、話しかける方が顔を近づけすぎてしまうことがある、などの場合があります。

それぞれの障がいの特性に対するご理解をいただくとともに、皆さんのできる範囲で状況に応じたサポートをお願いします。

新しい生活様式のもとでの障がいのある人への配慮について

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、身体的距離の確保やマスクの着用等の「新しい生活様式」の実践をさまざまな場面でお願いしております。しかし、障がいのある人から障がいの特性により生活上のさまざまな不安や不便を感じているという声があります。その不安や不便を解消するためには、皆さんの配慮が必要です。御協力をお願いします。

障がいに応じた配慮について

(1)視覚障がいのある人への配慮の例

視覚障がいのある人は、周りの人との身体的距離が取りづらい、レジ等の順番待ちをする位置を把握しづらい、買い物で品物を選ぶ際に、実際に商品に触れて確かめる必要があることを理解されない等の困りごとがあります。市民や事業者の皆さんは以下のような配慮をお願いします。

  • レジに並ぶ際など、困っている様子の視覚障がいのある人を見掛けたら、積極的な声かけを行う。
  • 視覚障がいのある人は、買い物の際に品物を実際に触れて確かめる必要があることを理解し、店内に消毒液等を多く設置する。
  • 視覚障がいのある人へ窓口対応する際には、透明アクリルシートの有無や、電子決済を行うためのICカードをかざす場所等、窓口周辺の状況について詳しく説明する。
  • 適切な距離を確保できる場合等には、状況に応じてマスクを外したり、マスクの 代わりにフェイスシールドを用いるなど、言葉の明瞭度を上げる。

(2)聴覚障がいのある人への配慮の例

聴覚障がいのある人は、周りの人とのコミュニケーションを取る際に、相手方の口の動きや表情を参考にしています。新しい生活様式のもとでマスクを着用されている人が多くなり、コミュニケーションを取りづらい状況となっています。また、新型コロナウイルス感染防止のため、医療機関等で手話通訳者等の同行を拒否される事例も発生しています。市民や事業者の皆さんは以下のような配慮をお願いします。

  • 適切な距離を確保できる場合等には、口の動きが見えるようマスクを外してコミュニケーションを取る。または、マスクに代えて、フェイスシールドや透明アクリルシート等を用いる。
  • 医療機関等の受診に際し、手話通訳等意思疎通支援が必要な人に対しては、手話コミュニケーション等の重要性を理解し、感染防止対策を行った上で、手話通訳者等の同行を認めることや、手話通訳者の同行が困難な場合は、タブレット等を通じて行う遠隔手話通訳を認めるなど、柔軟に対応する。
  • レジや窓口では、聴覚障がいのある人と筆談ができるよう、筆談用紙等の用意や定型的なやり取りをまとめたコミュニケーションボード等を準備する。

(3)その他障がいのある人への配慮の例

視覚障がいや聴覚障がい以外には、知的障がいのある人にとってはレジ等に並ぶ際の立ち位置を把握することが難しく、感覚過敏の人にとってはマスク等の着用が難しいといった困りごとがあります。また、障がいのある人の中には、「新しい生活様式」の必要性が十分に理解できず、自分で周りの人と適切な距離を確保することが難しい方もいます。これらの対応としては以下のようなものが例として挙げられますので、御協力をお願いします。

  • レジ等で並ぶ場所を示す際には、ただ線を引くだけでは理解が難しい方もいることを理解し、靴のマーク等で分かりやすく表示する。
  • 感覚過敏や熱中症リスクの高い人など、障がいや体質によってマスク等を着用することが難しい方もいることを理解する。
  • 周りにいる人との適切な距離を確保することが難しい方もいることを理解し、周りの人から適切な距離の確保や、声かけ等を行う。

(4)ヘルプマーク等について

ヘルプマークは上記のような障がいのある方や、義足や人工関節を使用している方、内部障がいや難病の方、または妊娠初期の方など、外見から分からなくても援助や配慮を必要としている方が周囲の人に配慮等を必要としていることを知らせることができるマークです。また、ヘルプカードは必要な配慮の内容や緊急連絡先などの詳細な情報が記載できるカードです。ヘルプマーク等を携帯している方を見掛けられた際には、配慮をお願いします。

ヘルプカードの写真
ヘルプカード
ヘルプマークの写真
ヘルプマーク

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このページに関するお問い合わせ

福祉部 障がい者支援課
〒278-8550 千葉県野田市鶴奉7番地の1
障がい者福祉係・電話:04-7199-3732
相談支援係・電話:04-7123-1691
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。