エノコログサ(狗尾草)(イネ科 エノコログサ属)

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ページ番号 1011035 更新日  令和3年5月19日 印刷 大きな文字で印刷

エノコログサ(狗尾草)(イネ科 エノコログサ属)

エノコログサの図鑑

 

 

自生環境

道ばた、空き地、河川敷など

原産地

日本在来

特徴

  • 道ばたや空き地、河川敷など、日あたりがよく乾燥した場所に多く見られます。草丈は数十cm程度ですが、乾燥の著しい場所では10cmにも満たない大きさで穂を出している姿も見かけます。
  • 穂は剛毛が多く、その色は緑色です。時に紫がかった色の剛毛をつける株もあり、これはムラサキエノコログサと呼ばれます。穂は直立し、ほとんど垂れ下がらない傾向があります。
  • 葉は山菜として利用できますが、シュウ酸を含むためにかじると酸味を感じます。
  • エノコログサは雑穀のアワの原種と考えられています。剛毛が多く、食べるツブツブの部分(小穂)も小さいため、アワほど美味ではありませんが、炒めると香ばしく、食べることは可能です。

の画像その1。外側の皮は先まで覆うためむけて見えることはない。穂はあまり垂れない。

エノコログサの画像その2。品種・ムラサキエノコログサ。穂の剛毛は紫がかった色。

エノコログサの画像その3。穂の枝分かれいろいろ。

二又、三又の穂

エノコログサの穂は、ふつう枝分かれせずに1本のふさふさとしたしっぽのように見えます。ところが、何らかの理由で途中から枝分かれして、二又や三又の穂ができることもあります。ときに四又、五又…と、数多く枝分かれすることもあります。4つ葉のクローバーと同じような感覚で、こういう穂を探してみるのも面白いです。

市内の分布状況

市内全域、どこにでも生えています。特に多いのは道ばたで、日あたりがよく、乾燥したところにたくさん見られます。

市内の分布状況の図

生育を脅かす要因

今のところ特に無し。

身近な場所にごく普通で、今のところ絶滅の心配はありません。
しかし目の敵にしすぎるのは考えもの。地域に咲く野の花として、やさしく見守る気持ちを大切にしたいところです。

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