エノコログサ(狗尾草)(イネ科 エノコログサ属)
エノコログサ(狗尾草)(イネ科 エノコログサ属)
自生環境
道ばた、空き地、河川敷など
原産地
日本在来
特徴
- 道ばたや空き地、河川敷など、日あたりがよく乾燥した場所に多く見られます。草丈は数十cm程度ですが、乾燥の著しい場所では10cmにも満たない大きさで穂を出している姿も見かけます。
- 穂は剛毛が多く、その色は緑色です。時に紫がかった色の剛毛をつける株もあり、これはムラサキエノコログサと呼ばれます。穂は直立し、ほとんど垂れ下がらない傾向があります。
- 葉は山菜として利用できますが、シュウ酸を含むためにかじると酸味を感じます。
- エノコログサは雑穀のアワの原種と考えられています。剛毛が多く、食べるツブツブの部分(小穂)も小さいため、アワほど美味ではありませんが、炒めると香ばしく、食べることは可能です。
二又、三又の穂
エノコログサの穂は、ふつう枝分かれせずに1本のふさふさとしたしっぽのように見えます。ところが、何らかの理由で途中から枝分かれして、二又や三又の穂ができることもあります。ときに四又、五又…と、数多く枝分かれすることもあります。4つ葉のクローバーと同じような感覚で、こういう穂を探してみるのも面白いです。
市内の分布状況
市内全域、どこにでも生えています。特に多いのは道ばたで、日あたりがよく、乾燥したところにたくさん見られます。
生育を脅かす要因
今のところ特に無し。
身近な場所にごく普通で、今のところ絶滅の心配はありません。
しかし目の敵にしすぎるのは考えもの。地域に咲く野の花として、やさしく見守る気持ちを大切にしたいところです。
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