アカツメクサ(赤詰草)(マメ科シャジクソウ属)
アカツメクサ(赤詰草)(マメ科シャジクソウ属)
自生環境
土手、公園、造成地など
原産地
ヨーロッパ
特徴
- シロツメクサと同じ仲間ですが、葉は大きく、茎は立ちあがります。茎の先端に赤紫色の丸い花の穂がつきます。英語では、シロツメクサのホワイトクローバーに対し、アカツメクサはレッドクローバーと言います。花期は長く、春から秋にかけてだらだらと咲き続けます。
- 市内では、新しく土地を造成した場所や、土手の草地に特に多く見られます。モンキチョウやベニシジミなど、さまざまな昆虫が花の蜜や花粉を求めてやってきます。
- 葉に模様が入る株がありますが、その模様は株ごとに微妙に異なります。また、花色は赤紫色が基本ですが、その濃淡や色調は株によってだいぶ異なります。4つ葉もできますが、シロツメクサのそれと比べとはるかにレアなものです。
赤詰草なのに白い花?
アカツメクサ(ムラサキツメクサ)は、シロツメクサの仲間で赤紫色の花を咲かせることから名前の由来になっています。しかしたまに白い花を咲かせる株も存在し、市内でも見ることができます。これをシロバナアカツメクサ、またはセッカツメクサと言います。アカツメクサなのに白花とはなんとも紛らわしいのですが、花色がちがうだけで他の特徴はアカツメクサと同じです。
市内の分布状況
市内全域に普通に生えています。特に利根川や江戸川など堤防の草地に多く見られます。
予想される被害
- 駆逐
日当たりのよい草原を好むため、同じような環境に生える、他の植物の生育場所を奪ってしまう可能性があります。
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