タラノキ(たらの木)(ウコギ科タラノキ属)

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ページ番号 1011221 更新日  令和3年5月19日 印刷 大きな文字で印刷

タラノキ(たらの木)(ウコギ科タラノキ属)

タラノキの図鑑

自生環境

林内、林縁

原産地

日本在来

特徴

  • 林縁や明るい林の中などに生える落葉低木です。森林伐採後や土砂崩れの跡地などで、植生が回復していく際にいち早く育つ「パイオニア植物」としての性質を持っています。
  • 幹や葉に鋭い刺が多く、うかつにさわると痛い思いをします。枝先につく新芽は「たらの芽」と呼ばれ、春の味覚として人気があります。
  • 8月から9月にかけて枝先に花の穂を出し、小さな白い花を多数咲かせます。花にはハチやチョウなどの訪花昆虫がたくさんやってきます。花の後、小さな丸い球形の果実がたくさんでき、熟すと黒く色づきます。

タラノキの画像その1。花はくすんだ白色で虫がたくさんやってくる。

タラノキの画像その2。果実は球形で熟すと青黒くなる。

タラノキの画像その3。幹はするどい刺がびっしり。変種・メダラ。幹の刺はほとんどない。

刺のないタラノキ

タラノキの新芽はとても美味しいのですが、幹は鋭い刺がびっしりと生えていて、収穫時にはこれがネックになります。タラノキ自体も老木になると、幹の刺は少なくなりますが、もともと幹に刺がほとんどない株も存在します。これはタラノキの変種でメダラと呼ばれ、量産された苗木が「とげなしタラノキ」の名前で家庭菜園用に流通しています。

市内の分布状況

市内全域、山林の周辺に普通に見られます。うっそうとした場所よりも、林の縁や、下草刈り・間伐が適度に行われる明るい林に多い傾向があります。

市内の分布状況の図

生育を脅かす要因

  • 開発
  • 採集圧

山菜として人気が高いのですが、新芽を収穫しすぎると株が衰弱して枯れてしまう原因になります。また、林縁の過度な除草も、タラノキの減少に拍車をかける恐れがあります。

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