ヒレタゴボウ(鰭田牛蒡)(アカバナ科 チョウジタデ属)
ヒレタゴボウ(鰭田牛蒡)(アカバナ科 チョウジタデ属)
自生環境
水田、湿地など
原産地
熱帯アメリカ
特徴
- 1950年代から1960年代に四国とその周辺で発見され、今では関東から西の地域の水田や湿地に生える外来水草です。
- 茎はよく枝分かれし、高さ1メートル以上にもなります。しかし、草刈りが頻繁に行われるような場所では、30センチにも満たない草丈で開花します。夏から秋にかけて、花弁4枚の黄色い花を次々咲かせ、最盛期にはなかなか見応えがあります。
- アメリカミズキンバイの別名もあります。名前にあるミズキンバイは日本在来で水辺に生え、黄色い美しい花を咲かせる植物ですが今や希少種で、野田市内にも自生はありません。
田んぼのゴボウ
ヒレタゴボウはチョウジタデの仲間に分類されます。チョウジタデも水田に多く、市内にも普通に生えています。このチョウジタデの別名がタゴボウ、つまり「田んぼのゴボウ」です。抜いた時の太い根をゴボウに見立てたのがその理由のようです。ヒレタゴボウ、なかなか不思議な名前ですが、茎にヒレのようなもの(翼)があるチョウジタデ(タゴボウ)の仲間、という意味が込められています。
市内の分布状況
市内の水田地帯で見ることができます。特に関宿台町周辺や、野田市南部の利根運河に沿ったエリアに多い傾向があります。
予想される被害
- 駆逐
- 農業被害
水辺の環境を好み、タネでよく増えるため、ほかの在来の水生植物の生育場所を奪ってしまう可能性があります。また、水田の中にもよく侵入します。
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