マルバツユクサ(丸葉露草)(ツユクサ科ツユクサ属)

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ページ番号 1011841 更新日  令和3年5月19日 印刷 大きな文字で印刷

マルバツユクサ(丸葉露草)(ツユクサ科ツユクサ属)

マルバツユクサの図鑑

自生環境

道ばた、野原など

原産地

日本在来

特徴

  • アジアからアフリカにかけて、そしてオーストラリアの熱帯地方に広く分布し、国内では関東地方以西の比較的暖かい海沿いの地域に自生しています。気候の温暖化が影響しているのかどうか分かりませんが、ここにきて北へと分布を拡大する傾向にあるようです。
  • ツユクサによく似ていますが、丸葉の名の通り、葉の幅が広く丸っこい形をしています。花はツユクサよりも小さく、花弁はずんぐりしていて、色はやさしい藍色です。
  • 茎は地面を這うようにのび、節々から根を出していきます。そのため、むしっても茎の断片が残ってすぐに復活します。さらに地中でも開花・結実をする性質があります。

マルバツユクサの画像その1。葉は丸っこくて縁が波打つ。

マルバツユクサの画像その2。ツユクサに比べると花弁は小さく丸みを帯びる。苞は毛が多い。

マルバツユクサの画像その3。根を引っこ抜くと、土の中にできた果実がぞろぞろくっついてくる。

地中でひっそりと…

マルバツユクサは、地上でもたくさん花を咲かせ、タネをつくっていきますが、一方で、地中でも開花・結実しています。地中の花や果実は白っぽく、地上のそれとはずいぶんちがった姿をしていますが、しっかりと発芽する能力を持っています。これは地上の茎が刈られてしまったり、動物などに食べられたりしても、根こそぎ抜かれない限り子孫を残すことができるという、生き残り作戦のひとつです。

市内の分布状況

現時点ではまだ見られる地域は限られていますが、今後どんどん増えていく可能性があります。

市内の分布状況の図

生育を脅かす要因

今のところ特になし

関東地方より西の地域に自生する在来種ですが、野田市にはありませんでした。原因は不明ですが、近年少しずつ数が増えてきているようです。

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