カナムグラ(鉄葎)(アサ科 カラハナソウ属)

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ページ番号 1011939 更新日  令和3年5月19日 印刷 大きな文字で印刷

カナムグラ(鉄葎)(アサ科 カラハナソウ属)

カナムグラの図鑑

自生環境

荒れ地、河川敷 など

原産地

日本在来

特徴

  • 日あたりの良い乾燥した荒れ地にごく普通に生えるつる草です。1年草ですがとても成長がはやく、あたり一面を覆いつくす勢いでつるをのばしていきます。茎や葉にはずり落ちるのを防ぐための下向きの刺が多数あり、うかつにさわると肌を切ってしまうほどの鋭さがあります。
  • 雄株と雌株があり、花の形が異なります。雄株は小さな雄花をたくさんつけた花の穂を出し、大量の花粉を空中に撒き散らします。雌花は小さなホップを連想させる形をしています。
  • カナムグラは空気中に花粉をまき散らす風媒花で、オオブタクサなどとともに秋の花粉症の主要な原因植物となっています。

カナムグラの画像その1。葉は手のひらのようなかたち。

カナムグラの画像その2。雄株は小さな花をたくさん咲かせる。おしべを揺らすと煙のように花粉が出てくる。

カナムグラの画像その3。雌花。白い糸のような部分がめしべ。果実は小さなホップのよう。

キタテハが集う草

カナムグラはあたり一面を覆いつくすほどに繁茂し、刺が痛い上に秋の花粉症の主要な原因植物なので、どちらかと言えば嫌われ者の草です。
一方で、キタテハというタテハチョウ科の蝶にとっては、必要不可欠な草です。キタテハの幼虫にとって、この草の葉は大切な食べ物だからです。カナムグラの覆っている場所には何匹ものキタテハが飛び交っている姿を見ることができます。

市内の分布状況

市内全域、いたるところにごく普通です。特に乾燥した荒れ地に多く、あたり一面を覆いつくす勢いで広がることもあります。

市内の分布状況の図

生育を脅かす要因

今のところ特になし

身近な場所にごく普通で、今のところ絶滅の心配はありません。しかし目の敵にしすぎるのは考えもの。地域に咲く野の花として、やさしく見守る気持ちを大切にしたいところです。

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