イシミカワ(石実皮)(タデ科 イヌタデ属)

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ページ番号 1011941 更新日  令和3年5月19日 印刷 大きな文字で印刷

イシミカワ(石実皮)(タデ科 イヌタデ属)

イシミカワの図鑑

自生環境

河川敷、荒れ地 など

原産地

日本在来

特徴

  • 河川敷や荒れ地などに生え、草木の間に絡まるようにしてのびていきます。茎はやわらかくてちぎれやすいのですが、次々と枝分かれして何メートルにものび、ずり落ちを防ぐための下向きの刺がたくさん生えています。
  • 花はうすい緑色で小さいため、あまり目立ちません。花後、花弁は大きく膨らんでタネを包みます。タネは花弁に包まれるようにして成熟していきますが、成熟の具合によってピンク、赤紫色、青紫色、青色と変化し、その色彩の変化は美しいものです。
  • 葉柄が茎に接続する部分には、托葉という丸い葉のような部分があります。三角形の葉と丸い托葉の組み合わせが特徴的で、慣れれば花や果実がなくともすぐに特定できるようになります。

イシミカワの画像その1。果実は熟すと青く色づく。

イシミカワの画像その2。花は小さく緑色で目立たない。

イシミカワの画像その3。葉のつけ根にまるい托葉がある。葉は三角形。

名前の由来は?

イシミカワの名前の由来は諸説あり、あまりはっきりしていません。江戸中期に薬草として利用されていて、かつての石見川村(現・大阪府河内長野市付近)のものが良質だったからとか、折れた骨を石や膠のごとくよくつなぐことから石膠(いしにかわ)だとか、言われています。他にも、果実がまるで石のようにかたいことから石実皮(いしみかわ)という説もあります。

市内の分布状況

市内全域にごく普通です。特に河川敷や荒れ地などに多く見られます。

市内の分布状況の図

生育を脅かす要因

今のところ特になし

身近な場所にごく普通で、今のところ絶滅の心配はありません。しかし目の敵にしすぎるのは考えもの。地域に咲く野の花として、やさしく見守る気持ちを大切にしたいところです。

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