イシミカワ(石実皮)(タデ科 イヌタデ属)
イシミカワ(石実皮)(タデ科 イヌタデ属)
自生環境
河川敷、荒れ地 など
原産地
日本在来
特徴
- 河川敷や荒れ地などに生え、草木の間に絡まるようにしてのびていきます。茎はやわらかくてちぎれやすいのですが、次々と枝分かれして何メートルにものび、ずり落ちを防ぐための下向きの刺がたくさん生えています。
- 花はうすい緑色で小さいため、あまり目立ちません。花後、花弁は大きく膨らんでタネを包みます。タネは花弁に包まれるようにして成熟していきますが、成熟の具合によってピンク、赤紫色、青紫色、青色と変化し、その色彩の変化は美しいものです。
- 葉柄が茎に接続する部分には、托葉という丸い葉のような部分があります。三角形の葉と丸い托葉の組み合わせが特徴的で、慣れれば花や果実がなくともすぐに特定できるようになります。
名前の由来は?
イシミカワの名前の由来は諸説あり、あまりはっきりしていません。江戸中期に薬草として利用されていて、かつての石見川村(現・大阪府河内長野市付近)のものが良質だったからとか、折れた骨を石や膠のごとくよくつなぐことから石膠(いしにかわ)だとか、言われています。他にも、果実がまるで石のようにかたいことから石実皮(いしみかわ)という説もあります。
市内の分布状況
市内全域にごく普通です。特に河川敷や荒れ地などに多く見られます。
生育を脅かす要因
今のところ特になし
身近な場所にごく普通で、今のところ絶滅の心配はありません。しかし目の敵にしすぎるのは考えもの。地域に咲く野の花として、やさしく見守る気持ちを大切にしたいところです。
PDFファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。お持ちでない方は、アドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウで開きます)からダウンロード(無料)してください。
ご意見をお聞かせください
このページに関するお問い合わせ
PR推進室
〒278-8550 千葉県野田市鶴奉7番地の1
電話:04-7199-2090
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。