オヒシバ(雄日芝)(イネ科オヒシバ属)

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ページ番号 1012172 更新日  令和3年5月19日 印刷 大きな文字で印刷

オヒシバ(雄日芝)(イネ科オヒシバ属)

オヒシバの図鑑

自生環境

道ばた、公園 など

原産地

日本在来

特徴

  • 道ばたなどで、人や車の往来があり、踏みつけの影響で、あまりほかの植物が生育できないような場所によく生えています。茎や葉、穂は頑丈で、踏まれても簡単には折れたりつぶれたりしません。特に株もとはかなり硬くなっています。
  • 何本かのひらべったい穂が放射状につきます。穂の本数は茎によってまちまちですが、2本から6本程度のものが多いようです。まれに10本以上つくものや、1本だけのものもあったりします。
  • 野田市ではほとんど栽培されていませんが、雑穀として畑に作られるシコクビエは、分類上オヒシバと同じ仲間です。

オヒシバの画像その1。全体的に太くて頑丈な印象がある。

オヒシバの画像その2。うすい黄色の丸い粒がおしべ、紫色の糸のような部分がめしべ。穂はほうきのように放射状に広がる。

オヒシバの画像その3。株もとは白くひらべったい。

踏まれる場所が好き

人や車がよく通る場所はあまり植物が生えず、土がむき出しになっています。ふつう植物は踏みつけに弱く、こういう場所ではあまり生育できないのが原因です。ところが中には、あえてそういう場所に進出する植物もいます。オヒシバもその一つで、体を頑丈にするなど、踏みつけへの耐性を身につけることで、他の植物との競合をあまり気にせずに自分の場所をゆったりと確保しています。

市内の分布状況

市内全域にごく普通です。特に道ばたや公園などの人がよく通る場所に多く見られる傾向があります。

市内の分布状況の図

生育を脅かす要因

今のところ特になし

身近な場所にごく普通で、今のところ絶滅の心配はありません。しかし目の敵にしすぎるのは考えもの。地域に咲く野の花として、やさしく見守る気持ちを大切にしたいところです。

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