チカラシバ(力芝)(イネ科チカラシバ属)
チカラシバ(力芝)(イネ科チカラシバ属)
自生環境
道ばた、野原 など
原産地
日本在来
特徴
- 乾燥した野原や道ばたなどに生え、しばしば群生します。特に砂利道に沿って多く見られる傾向があります。多年草で、何年もかけて根をがっしりと張っていきます。
- 夏の終わりから秋にかけて、エノコログサを大きくしたようなブラシ状の穂を次から次へと出します。穂の剛毛は紫がかった色をついてるのが普通ですが、ごく稀に緑色のもの(アオチカラシバと言う)も見られます。
- タネが熟すと、小穂(穂を構成するツブツブの部分)がそっくりそのまま軸から外れるように脱落していきます。そのため、冬場は軸だけが残ってツンツンとした姿になります。タネは洋服や動物の体に刺さるようにくっつき、遠くまで運ばれていきます。
とても力強い草
チカラシバを漢字で書くと力芝。多年草で何年もかけて大株に育ち、がっしりと力強く根を張ることが名前の由来となっています。童話「大きなカブ」ばりに、大人が思いっきり引っ張っても抜けません。茎や葉も強く、引っ張っても簡単にはちぎれません。穂を摘むときは、勢いよくひっぱると、手を切ってしまうので、ハサミを使うか、爪でぐりぐりとやってねじ切るようにします。
市内の分布状況
市内全域に生育しています。乾燥した野原や道ばたに生え、特に砂利道沿いに多く見られます。
生育を脅かす要因
- 農薬
- 開発
道ばたを好むため、除草剤散布や舗装など人間活動の影響を受けやすい傾向があります。ありふれた草ですが目の敵にはせず、地域の野の花としてやさしく見守りたいところです。
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