ノビル(野蒜)(ヒガンバナ科ネギ属)
ノビル(野蒜)(ヒガンバナ科ネギ属)
自生環境
野原、道ばた、公園 など
原産地
日本在来
特徴
- 野原や道ばた、公園の木陰など、身近な場所にごく普通に生える多年草です。地中に白くて丸いラッキョウのようなもの(鱗茎)があり、この部分が食用になります。ネギの仲間で、全草に特有のネギのにおいがあります。
- 初夏に花茎を長く伸ばし、その先につぼみがつきます。つぼみは初め総苞と呼ばれるものに包まれていますが、この総苞はやがて破れて、薄紫色の花を咲かせます。ただ開花率は低く、つぼみの代わりにむかごがつくこともしばしばです。
- 花が咲いてもほとんど結実しません。地中で新しい鱗茎が次々とつくられ、それで増えていきます。また、初夏に花茎の先についたむかごも、ポロっと落ちて発芽し、新しい株になります。
誤食事故の多い山菜
身近な場所にたくさん生えていて、ピリッとした辛みとネギ属特有の風味が魅力のノビル。春になると、ノビル掘りをしている人の姿もよく見かけます。ところが、スイセンやヒガンバナ、タマスダレなど、強い毒をもつ球根植物が野生化して、ノビルに混じって生えていることがあり、混入による中毒事故が後を絶ちません。採集後にしっかり確認し、自信がないものは口にしないようにしましょう。
市内の分布状況
市内全域、どこにでもごく普通に生えています。街中の公園などにも見られます。
生育を脅かす要因
今のところ特になし
市内全域にごく普通で、今のところ絶滅の心配はありません。しかし目の敵にしすぎるのは考えもの。地域に咲く野の花として、やさしく見守る気持ちを大切にしたいところです。
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