ミズキ(水木)(ミズキ科 ミズキ属)

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ページ番号 1015676 更新日  令和3年5月19日 印刷 大きな文字で印刷

ミズキ(水木)(ミズキ科 ミズキ属)

ミズキの図鑑

自生環境

水辺、林縁 など

原産地

日本在来

特徴

  • 平地から山地まで広く分布する落葉高木で、樹高は10メートルから20メートルに達します。幹は直立し、枝は車輪のように放射状につき、そこから水平にのびる傾向があります。そのため、よく育った木は、まるで階段のような樹形になります。
  • 若い枝は赤みが強く、冬芽も赤くて光沢があります。そのため、冬季はよく目立ちます。早春に枝を切ると、水がしたたり落ちてくることから、水木という名前がつけられました。
  • 初夏、多数の小さな白い花が枝先に丸く集まって咲きます。花弁は4枚で細長く、開くと十字の形になります。果実は夏から秋にかけてつき、成熟すると黒っぽい色になります。同時に果実のつく枝も赤く色づき、黒と赤のツートンカラーで目立って野鳥にその存在をアピールしています。

ミズキの画像その1。枝先にたくさんの花が丸く集まって咲く。花びらはふつう4枚。雄しべ4本、雌しべ1本。

ミズキの画像その2。果実は球形で黒っぽい色に熟す。果実の枝は次第に赤くなる。

ミズキの画像その3。冬芽は赤っぽい色。無毛で光沢がある。若い枝も赤みを帯びる。

「こけし」の木

ミズキの木材は白くてキメが細かく、節や年輪があまり目立ちません。そのため、古くからさまざまな工芸品に広く用いられてきました。東北地方の伝統工芸品「こけし」の製作にも適しており、特に宮城県の「鳴子こけし」は、ミズキにこだわっているようです。最近は、こけしブームとともに需要が増え、こけし用の木材を採るためにミズキの人工林を造る試みも行われているようです。

市内の分布状況

市内全域に生え、湿地や水路に隣接した雑木林の縁などに見ることができます。

市内の分布状況の図

生育を脅かす要因

  • 開発

今のところ絶滅の心配はありません。しかし、ミズキの生える場所は、山林伐採や湿地の埋め立てなど、人間活動に伴う土地改変の影響を受けやすい傾向にあります。

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