スズメノエンドウ(雀野豌豆)(マメ科 ソラマメ属)

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ページ番号 1016788 更新日  令和3年5月21日 印刷 大きな文字で印刷

スズメノエンドウ(雀野豌豆)(マメ科 ソラマメ属)

スズメノエンドウの図鑑

自生環境

土手、野原、道ばた など

原産地

日本在来

特徴

  • 日当たりのよい乾燥した場所に普通に生える1年から越年草です。カラスノエンドウと同じ仲間ですが、それに比べると葉や花、果実が小さくて、全体的に繊細な感じであるため、カラスに対してスズメをあてたのが名前の由来です。
  • 春に葉のわきから長い柄をのばし、その先に数個の小さな花を咲かせます。花の大きさは3ミリメートル程度、白っぽい色をしていますが、よく見るとわずかに紫がかっています。
  • 果実はいわゆる豆のかたちをしています。さやは長さ1センチメートルほどで、表面には細かい毛がたくさん生えています。中には2個の豆(タネ)が入っています。さやは成熟すると黒くなり、パチンと音を立てて弾けます。

 

スズメノエンドウの画像その1。紫がかった小さな白い花が3から5個ずつ咲く。全体的に細くてやさしい感じの草。

スズメノエンドウの画像その2。果実は毛深く、熟すと黒くなる。タネは中に2個ずつはいる。12枚から14枚もの細長い小葉が、羽根のようにつく。先端は巻きひげになる。

スズメノエンドウの画像その3。おたがいに巻きひげで支えあいながら立ち上がっていく。

巻きひげで支えあう

スズメノエンドウの葉は、12枚から14枚ほどの細長い「小葉(しょうよう)」が鳥の羽根のようについて、それで1枚の葉をかたちづくっています。先端は巻きひげになっていて、これでつかまりながら、自分の体を支えています。スズメノエンドウが何株も生えている場所では、お互いの巻きひげを絡ませて、支えあいながら茎をのばしていきます。この支えあいはカラスノエンドウにも見られます。

市内の分布状況

市内全域、日当たりのよい場所にごく普通です。

 

市内の分布状況の図

生育を脅かす要因

  • 今のところ特になし

市内全域にごく普通で、今のところ絶滅の心配はありません。しかし目の敵にしすぎるのは考えもの。地域に咲く野の花として、やさしく見守る気持ちを大切にしたいところです。

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