ヤエムグラ(八重葎)(アカネ科 ヤエムグラ属)

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ページ番号 1016789 更新日  令和3年5月21日 印刷 大きな文字で印刷

ヤエムグラ(八重葎)(アカネ科 ヤエムグラ属)

ヤエムグラの図鑑

自生環境

道ばた、野原、河川敷 など

原産地

日本在来

特徴

  • 身近な場所に普通に生える1年から越年草です。茎はやわらかく、あちこちにもたれかかったり折り重なったりしながら、50センチメートルから100センチメートル近くにまでのびていきます。茎や葉には下向きの小さな刺がたくさん生えていて、さわるとザラザラしています。この刺は茎のずり落ち防止に役立っています。
  • 4月から6月ごろに、直径1ミリメートルから2ミリメートルほどのとても小さな黄緑色の花を多数咲かせます。花びらは4枚あるように見えますが、合弁花なので根元で全部つながっていて、冠状になっています。このような花びらを花冠(かかん)と言います。
  • 果実は直径2ミリメートルほどの球形で、ふつう2個1組となってつきます。熟すと真っ黒になり、かぎづめ状の刺で洋服や動物の体によくくっつきます。

ヤエムグラの画像その1。花はうすい黄緑色で、4つに開く。

ヤエムグラの画像その2。果実は2個ずつ。かぎづめ状の小さな刺がびっしりとある。茎や葉にも小さな刺がたくさん生えていて、洋服などにくっつく。

ヤエムグラの画像その3。たくさんの茎が幾重にも折り重なって、あちこちに覆いかぶさる。

勲章をつくろう!

ヤエムグラは茎や葉に小さな刺が多く、洋服によくくっつきます。また、葉は細長く、6枚から8枚が1か所から放射状に広がるようについて見えます。ちなみに、本当の葉は2枚のみで、あとは托葉と呼ばれる部分が変形して葉のようになったものです。
この部分をちぎり、洋服にぺたんとくっつけると、丸い勲章のできあがり。そのことからクンショウグサという別名もあります。

市内の分布状況

市内全域、環境を問わずどこにでもごく普通に生育しています。

市内の分布状況の図

生育を脅かす要因

  • 今のところ特になし

市内全域にごく普通で、今のところ絶滅の心配はありません。しかし目の敵にしすぎるのは考えもの。地域に咲く野の花として、やさしく見守る気持ちを大切にしたいところです。

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