クサノオウ(草の黄)(ケシ科クサノオウ属)
クサノオウ(草の黄)(ケシ科クサノオウ属)
自生環境
道ばた、野原、林縁 など
原産地
日本在来
特徴
- 野原や林の縁、空き地、河川敷など、いろんな環境の場所に生える越年草です。しばしば群生しますが、どこにでも生えてはびこるというほどではありません。
- 春から夏にかけて、花びら4枚の黄色い花を次々咲かせます。果実は棒状で成熟すると割れて、小さなタネがいくつもこぼれ落ちます。タネにはアリの好物(エライオソーム)がついていて、アリによってあちこちに運ばれていきます。
- 葉は複雑に切れ込み、表面は明るい青緑色ですが、裏面は白っぽく見えます。茎や葉をちぎると悪臭のあるオレンジ色の汁が出ますが、これは有毒でさわるとかぶれるおそれがあります。
草の王様?
クサノオウという名前の由来には、さまざまな説があり、はっきりしたことはわかっていませんが、代表的なものとして次の3つが知られています。ひとつは、ちぎると出てくる黄色い汁から「草の黄」。そして、薬草の王様として「草の王」。もうひとつは、
皮膚病に効くことから「瘡(くさ、丹毒のこと)の王」です。ただし強い毒性があるため有毒植物扱いで、安易に利用するのは非常に危険です。
市内の分布状況
市内全域、いろんな環境の場所で見られますが、すごく数が多いというわけではありません。
生育を脅かす要因
- 農薬
市内全域に見られますが、たくさんは生えていません。もし見つけても、あまり目の敵にせず、地域に咲く野の花として、やさしく見守る気持ちを大切にしたいところです。
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