ヒノキ(檜)(ヒノキ科 ヒノキ属)
ヒノキ(檜)(ヒノキ科 ヒノキ属)
自生環境
山林、神社、公園 など
原産地
日本在来
特徴
- 日本固有種で、山地の林内に自生する常緑高木です。幹はまっすぐのびて高さ30メートルほどにもなります。木材は最上級の品質で腐りにくいことから建築材などに用いられ、各地で植林が行われています。市内では社寺林に植えられることが多く、ほこらの建て替え用の材木として活用されています。
- 雌雄同株ですが、雄花と雌花が別々に咲きます。特に雄花は花粉を大量に撒き散らし、スギと並んで、春の花粉症のツートップとなっています。花期はスギよりやや遅く、3月から4月頃です。
- ヒノキはもともと「火の木」の意味で、古くは火起こし用の木として使われたと言われています。樹皮は腐りにくい性質があり、昔は屋根を葺くのにも使われました。
フィトンチッドの効果
森林の中で深呼吸をしながら歩くと、とてもすがすがしい気持ちになりますね。これはヒノキなどの針葉樹から放出されるフィトンチッドによる癒し効果です。フィトンチッドは、植物が放出する揮発性物質の総称で、害虫や雑菌の繁殖を抑えるなど植物にとって重要な役割を果たしています。ヒノキは香りがよく、木材が腐りにくいことで有名ですが、これもこの成分が関係しています。
市内の分布状況
公園や神社などによく植えられています。また山林内に野生株も多く見られますが、これは真の自生かどうか不明です。
生育を脅かす要因
- 今のところ特になし
在来種ですが、市内では大半が植栽、またはそこからの野生化株と考えられます。真の自生があるかどうか不明ですが、現時点では生態系の観点からの保護は特に必要ありません。
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