ユウゲショウ(夕化粧)(アカバナ科 マツヨイグサ属)

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ページ番号 1017071 更新日  令和3年5月21日 印刷 大きな文字で印刷

ユウゲショウ(夕化粧)(アカバナ科 マツヨイグサ属)

ユウゲショウの図鑑

自生環境

道ばた、荒れ地、畑地 など

原産地

南アメリカ

特徴

  • 南アメリカ原産で、きれいな花を咲かせるため世界じゅうで栽培されている多年草です。国内には明治期に園芸植物として導入されました。しばらくは、こぼれダネから野生化する程度でしたが、2000年代に入ってから突如爆発的な勢いで繁殖し、現在では道ばたでごく普通に見られる存在となりました。
  • 初夏から秋にかけて、桃色の花を次々と咲かせます。花の直径は1.5センチメートルほどで、花びらは4枚です。ときに白い花を咲かせる株もあり、かつては非常に珍しいものでしたが、最近は少しずつ見かける機会が増えています。
  • 夕化粧の名前は、夕方になると化粧をしたように一斉に花を咲かせることから来ていると言います。しかし、実際には昼咲きで、朝に開花して夕方には閉じてしまうものが多いようです。

ユウゲショウの画像その1。花は昼間に咲くことが多い。

ユウゲショウの画像その2。花びらは4枚。花の後ろに2枚のがくがある。果実は濡れると花のように開く。

ユウゲショウの画像その3。ロゼットで冬越しする。葉はギザギザと切れ込むことが多い。白い花を咲かせる株もある。

果実は感雨計つき

ユウゲショウは、雨粒が当たってしぶきが跳ねるときの勢いを利用してタネを撒き散らします。果実はマラカスのような形をしていて、その中に細かいタネが入っています。雨が降りはじめて表面が濡れると、感雨計のごとくそれを検知して果皮が花のように開いて、中のタネを雨にさらします。一方、雨があがって表面が乾燥してくると、果皮は再び閉じて次の雨をじっと待つのです。

市内の分布状況

市内全域、どこでもごく普通に見られます。その数は年々増加傾向にあります。

市内の分布状況の図

予想される被害

予想される被害

  • 競合or駆逐
  • 農業被害

2000年代以降爆発的に増え、今ではどこにでも見られるようになりました。ほかの植物の生育場所を奪ったり、農地で繁茂して農業被害をもたらしたりする恐れがあります。

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