ウマノミツバ(馬の三葉)(セリ科ウマノミツバ属)

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ページ番号 1017418 更新日  令和3年5月21日 印刷 大きな文字で印刷

ウマノミツバ(馬の三葉)(セリ科ウマノミツバ属)

ウマノミツバの図鑑

自生環境

山林

原産地

日本在来

特徴

  • 山地の林内で、薄暗くてジメッとしたような場所に生える多年草です。ミツバの名前はありますが、ミツバとは別の仲間で、食用にはなりません。葉は3つに深く裂け、さらに2つに浅く裂けるため、5つ葉のように見えます。
  • 草丈は30センチメートルから80センチメートルで、茎はすっと立ちあがり、上部でいくつか枝分かれします。夏、茎の先に小さな白い花を咲かせます。花の下には子房(やがて果実になる部分)がありますが、花はそれよりもはるかに小さいため、咲いていても目立ちません。
  • 果実にはびっしりと刺が生えていますが、さわっても痛くはありません。先はかぎ爪状になっていて、動物の体にひっかかるようにしてくっついてあちこちに運ばれていきます。

ウマノミツバの画像その1。これで花盛かりだが、花が小くてほとんど目立たない。葉は5つに切れこんで5つ葉のように見える。

ウマノミツバの画像その2。花は直径1.5ミリメートルでとても小さい。果実の刺の先はくるんと巻いてかぎ爪になっている。

ウマノミツバの画像その3。関連・ウシミツバ。葉は切れこみが多くて複雑。

トピックスタイトル(特定の種別のクローズアップ)

じつはウシミツバもある

ウマノミツバは、見た目がミツバに似て、食用にならないため「馬に食べさせるようなミツバだ」として名前がつけられました。ミツバとありますが、ミツバ属とは別のグループに分類される種類です。
じつはそれとは別に、ミツバの一品種としてウシミツバがあります。これはミツバのうち、切れ込みがより多く、ギザギザして見えるものを言います。なぜ牛なのか分かりませんが、これは食べられます。

市内の分布状況

旧野田市内の山林内に見られますが、森林伐採などの影響で見られる場所は少なくなってきています。

市内の分布状況の図

生育を脅かす要因

  • 開発
  • 荒廃

やや自然度の高い山林に生えます。ただ最近はササ類の繁茂や不法投棄で林内が荒れたり、山林そのものが開発されたりと、市内の生育状況はあまり良好とは言えません。

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