オオイヌタデ(大犬蓼)(タデ科 イヌタデ属)
オオイヌタデ(大犬蓼)(タデ科 イヌタデ属)
自生環境
道ばた、荒れ地、河川敷 など
原産地
日本在来
特徴
- 湿った野原に多く生えますが、道ばたや荒れ地などの比較的乾燥した場所にもよく見られます。しばしば大発生して、一面の群生となることもあります。
- 1年草ですが、草丈はしばしば1.5メートル以上になる大型種です。早いものは6月ごろから穂を出しはじめ、霜が降りるころまで花を見ることができます。花の穂は3センチメートルから7センチメートルほどで、ゆるやかに垂れる傾向があります。花色は白色から濃いピンク色で個体差がかなりあります。白色のものはシロバナオオイヌタデとして区別されることもあります。
- 托葉鞘は無毛で縁の毛もありません。株が成長すると、茎の節がぼこぼこと大きくふくらんで目立つようになりますが、その際に托葉鞘はボロボロに破れてしまいます。
托葉鞘は要チェック!
オオイヌタデは、多くの植物図鑑に載っているポピュラーな「タデ」です。しかしその身近さに反して、見分けの難易度はそこそこ高め。特によく似たハルタデは、一緒に生えていることも多々あります。タデ類の同定には托葉鞘(写真参照)が重要ですが、ハルタデとオオイヌタデはここで区別できます。オオイヌタデの托葉鞘は無毛ですが、ハルタデは托葉鞘そのものと縁に毛が生えています。
市内の分布状況
市内全域にごく普通です。河川敷や休耕田、造成地では、あたり一面の大群生となることもあります。
生育を脅かす要因
- 今のところ特になし
市内全域にごく普通で、今のところ絶滅の心配はありません。しかし目の敵にしすぎるのは考えもの。地域に育つ野の花として、やさしく見守る気持ちを大切にしたいところです。
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