コナスビ(小茄子)(サクラソウ科 オカトラノオ属)
コナスビ(小茄子)(サクラソウ科 オカトラノオ属)
自生環境
野原、林縁、庭の隅 など
原産地
日本在来
特徴
- いたるところにごく普通に見られる多年草です。サクラソウ科の植物としては珍しくとても身近な存在ですが、小さくて地味なため見過ごされてしまいがちです。株もとから地を這うように広がり、茎の長さはせいぜいのびても10センチから15センチ程度です。
- 花の最盛期は初夏ですが、それ以外の季節でもちらほらと咲いているのを見かけます。陽だまりでは真冬でも頑張って咲いていることがあります。花びらは黄色で5枚、花の直径は5ミリメートルから7ミリメートルほどです。果実は直径5ミリメートル程度の球形で、中に小さなタネがびっしりと詰まっています。
- 庭のグランドカバーとして栽培されるコバンコナスビ(リシマキア・ヌンムラリア)や、初夏の山道に咲くオカトラノオも、分類上はサクラソウ科オカトラノオ属。コナスビと同じ仲間です。
果実が見当たらない?
小さななすび(ナスのこと)のような果実ができることから、コナスビと言う名前がつけられました。となるとその果実を実際に観察してみたいところですが、普通に眺めただけではなかなかその姿を拝むことができません。なぜなら、果実は葉に隠れるようにして、下向きにつくからです。もし果実を見たいと思ったら、茎をそっとめくって見ましょう。かわいい「なすび」に出会えるかもしれません。
市内の分布状況
市内全域、身近な場所でごく普通に見られます。
生育を脅かす要因
今のところ特になし
市内全域にごく普通で、今のところ絶滅の心配はありません。しかし目の敵にしすぎるのは考えもの。地域に育つ野の花として、やさしく見守る気持ちを大切にしたいところです。
PDFファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。お持ちでない方は、アドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウで開きます)からダウンロード(無料)してください。
ご意見をお聞かせください
このページに関するお問い合わせ
PR推進室
〒278-8550 千葉県野田市鶴奉7番地の1
電話:04-7199-2090
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。