ノボロギク(野襤褸菊)(キク科キオン属)

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ページ番号 1024574 更新日  令和元年12月5日 印刷 大きな文字で印刷

ノボロギク(野襤褸菊)(キク科キオン属)

ノボロギクの図鑑

自生環境

畑地、野原、公園 など

原産地

ヨーロッパ

特徴

  • 強靭な繁殖力と環境適応力の持ち主で、世界中に広がっている1から越年草です。国内には明治初期に渡来し、以降一気に全国へと広がって、今やいつでもどこでも見られる身近な草のひとつとなっています。
  • よく育ったものでは草丈50センチほどになりますが、周囲の環境に応じて大きく変動します。季節に関係なく発芽して育ち、花や果実も1年じゅう見られます。総苞片の先はふつう黒くなりますが、気温の高い時期には黒色が目立たないこともあります。
  • 情報が少ないためはっきりしませんが、全草にセネシオニという毒成分を含み、誤って食べると中毒を起こす可能性があります。口にしない限りは大丈夫ですが、どこにでも生えている草なので、作物や山菜の収穫時に混入しないよう気をつけたいところです。

ノボロギクの画像その1。1年じゅう花を咲かせる。花が咲き進むと茎は立ち上がり、50cmほとになる。

ノボロギクの画像その2。小さな花が束になって1つの大きな花のようになっている。総苞片の先はふつう黒い。タネが熟すと丸い綿帽子が開く。

ノボロギクの画像その3。ボロギクの名のもとになった花。参考・サワギク/ボロギク。山地の沢沿いに生える野田市には無い。

ボロボロな菊でボロギク

ノボロギクは漢字で書くと「野襤褸菊」。そう、野原に生えるボロギク(襤褸菊)の意味です。ボロギクは、沢沿いに生えるサワギクの別名。サワギクは薄暗くてジメジメとした山道に咲く、なかなか可憐な花です。ところがどうも、昔の人はこの花が咲き乱れる様子を見て、まるでボロ切れが集まっているようだ、と連想したみたいです。それでボロギクなる気の毒な名前がつけられました。

市内の分布状況

市内全域、身近な場所でごく普通に見られます。

市内の分布状況の図

予想される被害

  • 駆逐
  • 農業被害

今や世界じゅうに広がるほどの、強靭な繁殖力と環境適応力の持ち主です。除草剤への耐性も身につけているため、農地周辺で特に元気に、はびこっています。

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