ヒマラヤスギ(ヒマラヤ杉)(マツ科 ヒマラヤスギ属)

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ページ番号 1025473 更新日  令和2年3月9日 印刷 大きな文字で印刷

ヒマラヤスギ(ヒマラヤ杉)(マツ科 ヒマラヤスギ属)

ヒマラヤスギの図鑑

自生環境

植栽(学校・公園など)

原産地

ヒマラヤ西部からアフガニスタン

特徴

  • スギと名がつきますが、マツの仲間です。世界じゅうで栽培される樹種で、日本には明治初期に渡来しました。原産地のヒマラヤでは、神聖な木として大切にされています。
  • 成長が早く、樹高は25メートル以上にもなります。樹冠(木のてっぺん)がとがった円錐形の樹形で、遠くから見るとクリスマスツリーを連想させます。葉は緑色ですが、枝先の若葉は銀色が買っています。枝葉には独特の香りがあります。
  • 花期は秋です。雌雄同株ですが、雄花の穂と雌花の穂は別々につきます。雄花が咲くと、大量の花粉が飛び散って、木の周辺は黄色い粉がうっすらと積もったようになるほどです。雌花は翌年の夏以降、大きな松かさになって目立つようになります。松かさのすき間に種子が入り、種子は多数できますが、発芽率はあまり良くないようです。

ヒマラヤスギの画像その1。クリスマスツリーのような樹形。葉は針状で少し銀色がかる。

ヒマラヤスギの画像その2。雄花。穂の長さは2から5cm。黄色い花粉を大量に飛ばす。松かさは翌年の夏以降、大きく目立つようになる。

ヒマラヤスギの画像その3。松かさは樹上でバラバラになる。松かさの先端部分。シーダーローズ。湿潤。乾くと開き、濡れると閉じる。乾燥。

シーダーローズを探そう

ヒマラヤスギはマツの仲間ですので、大きな松かさ(いわゆる松ぼっくり)ができます。しかしこの松かさは、樹上でバラバラになって降ってきます。「果鱗」と呼ばれるパーツが、軸から全部はずれてしまうのです。その際、松かさの先端部分は、複数の果鱗がまとまった状態で落ちてきます。これはまるでバラの花のように見えることから、シーダーローズとも呼ばれています。

市内の分布状況

市内には自生しません。よく植えられますが、野生化したものは見かけません。

市内の分布状況の図

予想される被害

・花粉症

国内には自生はなく、すべて人の手によって植えられたものです。今のところ野生化の心配はなさそうですが、大量の花粉を飛ばすため、花粉症の原因植物になることがあります。

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