ヒマラヤスギ(ヒマラヤ杉)(マツ科 ヒマラヤスギ属)
ヒマラヤスギ(ヒマラヤ杉)(マツ科 ヒマラヤスギ属)
自生環境
植栽(学校・公園など)
原産地
ヒマラヤ西部からアフガニスタン
特徴
- スギと名がつきますが、マツの仲間です。世界じゅうで栽培される樹種で、日本には明治初期に渡来しました。原産地のヒマラヤでは、神聖な木として大切にされています。
- 成長が早く、樹高は25メートル以上にもなります。樹冠(木のてっぺん)がとがった円錐形の樹形で、遠くから見るとクリスマスツリーを連想させます。葉は緑色ですが、枝先の若葉は銀色が買っています。枝葉には独特の香りがあります。
- 花期は秋です。雌雄同株ですが、雄花の穂と雌花の穂は別々につきます。雄花が咲くと、大量の花粉が飛び散って、木の周辺は黄色い粉がうっすらと積もったようになるほどです。雌花は翌年の夏以降、大きな松かさになって目立つようになります。松かさのすき間に種子が入り、種子は多数できますが、発芽率はあまり良くないようです。
シーダーローズを探そう
ヒマラヤスギはマツの仲間ですので、大きな松かさ(いわゆる松ぼっくり)ができます。しかしこの松かさは、樹上でバラバラになって降ってきます。「果鱗」と呼ばれるパーツが、軸から全部はずれてしまうのです。その際、松かさの先端部分は、複数の果鱗がまとまった状態で落ちてきます。これはまるでバラの花のように見えることから、シーダーローズとも呼ばれています。
市内の分布状況
市内には自生しません。よく植えられますが、野生化したものは見かけません。
予想される被害
・花粉症
国内には自生はなく、すべて人の手によって植えられたものです。今のところ野生化の心配はなさそうですが、大量の花粉を飛ばすため、花粉症の原因植物になることがあります。
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