シラユキゲシ(白雪罌粟)(ケシ科シラユキゲシ属)
シラユキゲシ(白雪罌粟)(ケシ科シラユキゲシ属)
自生環境
家のまわり、林内 など
原産地
中国
特徴
- 中国大陸の高原地帯から観賞用に渡来した多年草です。林の中や木陰など、あまり日の当たらない場所を好み、地下茎で旺盛に繁殖していきます。野生の趣があるため、日本庭園の下草などにもよく使われています。
- 茎や葉をちぎると、オレンジ色の汁がしたたり落ちます。そのことから原産地の中国では「血水草」と呼ばれています。一方英語では「snow poppy(スノーポピー)」で白い花を雪に見立てています。
- 花期は春です。花茎が葉よりも高くのび、その先に玉ねぎのような形のつぼみが数個つきます。つぼみは皮のような変形したがくに包まれています。花が開くとともにがくは脱落してしまいます。花びらはふつう4枚ですが、枚数には多少の変動があります。
野生化させないコツ
植物にとって、根や地下茎など、地中の部分も「りっぱな繁殖器官」です。野生化しやすいものの多くは、この地中部による繁殖が盛んで、土の中にわずかな断片が混入しただけでそこから復活してしまうというケースが目立ちます。このような植物を栽培するときは、根茎の断片はもちろん、栽培に使用した土を野外に落とさないような配慮が必要です。
市内の分布状況
市内で野生化・定着している場所は現時点では限られます。
予想される被害
- 駆逐
日陰でもよく育ち、とても丈夫なため栽培されています。ただ繁殖力が強く、林の中に野生化すると、他の植物の生育場所を奪ってしまうおそれがあります。
PDFファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。お持ちでない方は、アドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウで開きます)からダウンロード(無料)してください。
ご意見をお聞かせください
このページに関するお問い合わせ
PR推進室
〒278-8550 千葉県野田市鶴奉7番地の1
電話:04-7199-2090
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。