ハゼラン(爆ぜ蘭)(ハゼラン科ハゼラン属)
ハゼラン(爆ぜ蘭)(ハゼラン科ハゼラン属)
自生環境
家のまわり、道ばた など
原産地
熱帯アメリカ
特徴
- 明治時代に園芸植物として日本にやってきました。熱帯から来た草で1年草ですが、こぼれ落ちたタネから毎年自然と芽生えてくるため、庭に植えっぱなしでも何年も楽しめます。一方で、タネで増える力が強いため、しばしば家の周りに野生化しているのを見かけます。
- 草丈は30センチメートルから80センチメートルほどで、花が咲きはじめるとともに一気に背が高くなります。葉は多肉植物ほどではないもののしっかりと厚みがあり、表面はつやつやしています。熱帯地方ではこの葉を食用にしているところもあります。
- 夏から秋にかけて、小さな赤紫色の花を多数咲かせます。花は夜咲きです。15時から16時(午後3時から午後4時)に咲きはじめ、翌朝にしぼむことから、サンジソウまたはヨジソウとも呼ばれます。
ランとつくけどランではない
ランの仲間は、美しい花を咲かせるため昔から多くの人を魅了してきました。そのこともあってか、ラン科の植物ではなくとも、美しいものに対して名前にランとつける傾向があります。このハゼランもその一つです。マツバウンラン、ヤブラン、スズランなど、これらはすべてランとつきますが、ラン科ではありません。さらに花の咲かないシダ植物にも、マツバラン(松葉蘭)とランの名がある植物があります。
市内の分布状況
観賞用に栽培されることがあり、家や畑のまわりで、たまに野生化しています。
予想される被害
- 駆逐
観賞用に栽培されていますが、こぼれダネでよく増えるため、周辺に野生化しやすい種類です。栽培するときは、近隣に野生化させないような気配りをしたいところです。
PDFファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。お持ちでない方は、アドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウで開きます)からダウンロード(無料)してください。
ご意見をお聞かせください
このページに関するお問い合わせ
PR推進室
〒278-8550 千葉県野田市鶴奉7番地の1
電話:04-7199-2090
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。