ハルシャギク(波斯菊)(キク科 ハルシャギク属)
ハルシャギク(波斯菊)(キク科 ハルシャギク属)
自生環境
河川敷、荒れ地、道ばた など
原産地
北アメリカ西部
特徴
- 明治時代に園芸植物としてやってきた1年から越年草で、花を楽しむために庭や花だんに栽培されます。またワイルドフラワー(野趣のある園芸植物を何種類もミックスしたもの)として空き地をお花畑にする目的で使われることもあります。
- 一方でタネで増える力が強く、よく野生化しています。またかつてワイルドフラワーとして使われたものがそのまま生き残り、外来雑草として定着してしまっている事例も目立ちます。
- 初夏から秋にかけて、直径3センチメートルから4センチメートルほどの花を次々咲かせます。花は外側が黄色で、真ん中が赤茶色となっており、「蛇の目模様」を連想させます。そのことからジャノメギクとも呼ばれます。花色は変化が大きく、黄色と赤茶色の部分の割合は株によってずいぶん異なり、どちらか一色だけになってしまったものもたまに見られます。また八重咲きになることもあります。
ハルシャはペルシャ?
新しい図鑑などでは春車菊という漢字が充てられていることがありますが、もともとハルシャは波斯、つまりペルシアのことを表しています。ただハルシャギクの原産地は北アメリカで、ペルシア(今のイラン)には自生がないため、なぜそう呼ぶのかは不明です。「春車」も出所は不明ですが、春に咲く花が車輪のようだからと解釈すれば、なかなかおしゃれに見えてくるかもしれませんね。
市内の分布状況
市内では利根川や江戸川の河川敷で、特に多く見られます。
予想される被害
- 駆逐
花だんの草花として栽培される一方、タネからよく増えるためあちこちで野生化しています。市内では特に利根川と江戸川の河川敷で繁殖しており、生態系への影響が心配されます。
外来生物法など
その他の総合対策外来種(法的規制は無し)
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