オニタビラコ(鬼田平子)(キク科 オニタビラコ属)

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ページ番号 1030588 更新日  令和3年3月8日 印刷 大きな文字で印刷

オニタビラコ(鬼田平子)(キク科 オニタビラコ属)

オニタビラコの図鑑

自生環境

道ばた、野原、林縁 など

原産地

日本在来

特徴

  • 今までオニタビラコとされてきた植物は、新しい研究によってアオオニタビラコとアカオニタビラコの2つの亜種に分けられました。アオオニタビラコ、アカオニタビラコともに、市内ではいたるところにごく普通に見ることができます。
  • アオオニタビラコは道ばたや公園など街っぽいところに多い傾向がある多年草です。葉は深緑色でやや光沢があります。細い茎を何本も立ちあげ、その先に小さな黄色い花を咲かせます。季節に関係なくだらだらと咲き続ける傾向があります。
  • アカオニタビラコは野原や畑地などに多い越年草で、茎や葉は毛が多く、全体的に赤みがかった色をしています。春になると太い茎が1本立ち、その先に多数の花がかたまって咲きます。ときに細い茎が2本から3本出ることがありますが、メインとなる太い茎が必ず1本あります。

オニタビラコの画像その1。アオオニタビラコ。茎は細く、株もとから何本も立つ。葉は少し青みがかった緑色でやや光沢がある。

オニタビラコの画像その2。アカオニタビラコ。春に太い茎が1本立ちその先に花を咲かせる。葉は赤みがかった色のことが多い。

オニタビラコの画像その3。アイオニタビラコ。アオとアカの中間型。総苞。総苞は細長い。タネは白い綿毛がある。

アオのほうが基本種

今までオニタビラコと呼ばれていた植物は、最近アオオニタビラコ(subsp. japonica)とアカオニタビラコ(subsp. elstonii)の2つの亜種に分けて呼ぶようになりました。またアオオニタビラコとアカオニタビラコの中間的なすがたをしたものは、両者の雑種と考えられており、アイオニタビラコの名で呼ばれています。分類上、アオオニタビラコがこれらの基本種(基準亜種)として扱われています。

市内の分布状況

アカオニタビラコ、アオオニタビラコともに市内全域でごく普通に見られます。

市内の分布状況の図

生育を脅かす要因

今のところ特になし

市内全域にごく普通で、今のところ絶滅の心配はありません。しかし目の敵にしすぎるのは考えもの。地域に咲く野の花として、やさしく見守る気持ちを大切にしたいところです。

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