スズメウリ(雀瓜)(ウリ科スズメウリ属)

ツイッターでツイート
フェイスブックでシェア

ページ番号 1033793 更新日  令和4年1月27日 印刷 大きな文字で印刷

スズメウリ(雀瓜)(ウリ科スズメウリ属)

スズメウリの図鑑

自生環境

水辺、野原 など

原産地

日本在来

特徴

  • 湿った場所に多く生えるつる性の1年草です。水辺の草むらで、草木に絡みつきながら育っている姿をよく見かけます。葉のわきから巻きひげを出し、これを使って体を支えています。茎は細く、華奢な印象な草です。
  • 夏から秋にかけ、直径6ミリメートルほどの白い花を咲かせます。花はふつう、葉のわきからのびた長い柄の先に1個つきます。1つの株の中に雄花と雌花が混じって咲きます。果実は直径1センチメートルから2センチメートルほどの球形で熟すと白くなります。名前の由来の説のひとつに、この果実をスズメの卵に見立てたというものがあります。
  • 秋深くなると、つるの先が土の中に潜り、地中で太くなって塊根(かいこん)を形成します。この塊根はそのまま冬を越し、翌年の春になると芽を出して新しい株として育っていきます。

スズメウリの画像その1。1つの株に雄花と雌花がつく。茎は細く、つるになってあちこちに絡みつく。雄花/雌花。葉の縁は浅く切れこむ。

スズメウリの画像その2。雄花。雄しべは3本。雌花。花の下に後に果実となる部分が見える。雌しべの柱頭は3本。

スズメウリの画像その3。果実は直径1から2センチメートル。球形で白く熟す。秋につるの先が土の中へと潜り、塊根をつくる。

1株に雄花と雌花が咲く

秋の野山で真っ赤な果実がよく目立つカラスウリ。これは雄株と雌株にはっきり分かれており、雄株には雄花だけ、雌株には雌花だけが咲きます。そして結実するのは雌株のみです。このようなタイプを「雌雄別株」と言います。スズメウリの花も雄花と雌花の区別があります。しかし1つの株に雄花と雌花が混じりあうように咲き、すべての株が結実します。これを「雌雄同株」と言います。

市内の分布状況

市内全域、湿った場所にたくさん生えています。

市内の分布状況の図

生育を脅かす要因

今のところ特になし

市内全域にごく普通で、今のところ絶滅の心配はありません。しかし目の敵にしすぎるのは考えもの。地域に咲く野の花として、やさしく見守る気持ちを大切にしたいところです。

PDFファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。お持ちでない方は、アドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウで開きます)からダウンロード(無料)してください。

ご意見をお聞かせください

質問:このページの内容は役に立ちましたか?
質問:このページの内容はわかりやすかったですか?
質問:このページは見つけやすかったですか?

このページに関するお問い合わせ

PR推進室
〒278-8550 千葉県野田市鶴奉7番地の1
電話:04-7199-2090
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。