スズメウリ(雀瓜)(ウリ科スズメウリ属)
スズメウリ(雀瓜)(ウリ科スズメウリ属)
自生環境
水辺、野原 など
原産地
日本在来
特徴
- 湿った場所に多く生えるつる性の1年草です。水辺の草むらで、草木に絡みつきながら育っている姿をよく見かけます。葉のわきから巻きひげを出し、これを使って体を支えています。茎は細く、華奢な印象な草です。
- 夏から秋にかけ、直径6ミリメートルほどの白い花を咲かせます。花はふつう、葉のわきからのびた長い柄の先に1個つきます。1つの株の中に雄花と雌花が混じって咲きます。果実は直径1センチメートルから2センチメートルほどの球形で熟すと白くなります。名前の由来の説のひとつに、この果実をスズメの卵に見立てたというものがあります。
- 秋深くなると、つるの先が土の中に潜り、地中で太くなって塊根(かいこん)を形成します。この塊根はそのまま冬を越し、翌年の春になると芽を出して新しい株として育っていきます。
1株に雄花と雌花が咲く
秋の野山で真っ赤な果実がよく目立つカラスウリ。これは雄株と雌株にはっきり分かれており、雄株には雄花だけ、雌株には雌花だけが咲きます。そして結実するのは雌株のみです。このようなタイプを「雌雄別株」と言います。スズメウリの花も雄花と雌花の区別があります。しかし1つの株に雄花と雌花が混じりあうように咲き、すべての株が結実します。これを「雌雄同株」と言います。
市内の分布状況
市内全域、湿った場所にたくさん生えています。
生育を脅かす要因
今のところ特になし
市内全域にごく普通で、今のところ絶滅の心配はありません。しかし目の敵にしすぎるのは考えもの。地域に咲く野の花として、やさしく見守る気持ちを大切にしたいところです。
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