カゼクサ(風草)(イネ科スズメガヤ属)

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ページ番号 1034352 更新日  令和4年3月11日 印刷 大きな文字で印刷

カゼクサ(風草)(イネ科スズメガヤ属)

カゼクサの図鑑

自生環境

道ばた、野原、土手 など

原産地

日本在来

特徴

  • 日当たりがよく乾燥した草地や道ばたに多く見られる多年草です。特に砂利道沿いに多く、よくオヒシバやチカラシバ、オオバコなどといっしょに生えています。何年もかけて根をがっしりと張り、簡単には引き抜けないくらいになります。
  • 長さ30センチメートルから40センチメートルほどの細長い葉を、株もとから多数出し、こんもりと茂ったような姿になります。萌芽力がとても強く、刈られてもすぐに復活します。またとても踏まれ強い草です。
  • 夏から秋にかけて、茎の先に長さ30センチメートルほどの円錐形の穂がつきます。ひとつひとつの小穂は紫がかった色で、5個から10個ほどの小花からなります。タネは丸く膨らんで、小花からはみ出すようにつきます。

カゼクサの画像その1。茎の先に30センチメートルほどの長さの穂がつく。根がとても深く引っ張ってもなかなか抜けない。

カゼクサの画像その2。小花/小穂。小穂は紫がかった色。5から10個ずつ小花がつく。小花は咲くと開いて中から雄しべと雌しべが顔を出す。

カゼクサの画像その3。穂は枯れるとそのまま白く乾燥する。カゼクサ同様に風を知らせる草。参考フウチソウ。

風を知らせる草

カゼクサは、大地にどっしりと根を下ろす一方で、穂や葉は細くて華奢で、わずかな風でもよくそよぎます。そのことから風の存在を知らせるとして、風草と名づけられました。同様の理由から名づけられた草をもうひとつあります。それがフウチソウ(風知草) です。フウチソウは山地の崖上に自生します。市内に自生はありませんが、観賞用に栽培されているので時折見かけます。

市内の分布状況

市内全域に分布しています。堤防や砂利道沿いの草地でよく見かけます。

市内の分布状況の図

生育を脅かす要因

今のところ特になし

市内全域にごく普通で、今のところ絶滅の心配はありません。しかし目の敵にしすぎるのは考えもの。地域に咲く野の花として、やさしく見守る気持ちを大切にしたいところです。

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