ハリビユ(針莧)(ヒユ科ヒユ属)

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ページ番号 1034439 更新日  令和4年3月17日 印刷 大きな文字で印刷

ハリビユ(針莧)(ヒユ科ヒユ属)

ハリビユの図鑑

自生環境

畑地、荒れ地、牧草地 など

原産地

熱帯アメリカ

特徴

  • 熱帯アメリカ原産で、日本には明治時代に渡来していたと言います。寒さにはあまり強くないことから、しばらくは西南日本のみでとどまっていましたが、戦後、本州にも分布が拡大し、今は北日本にまで広がっています。現在は市内でもいたるところで普通に見られます。
  • 畑地や牧草地の周辺に多い1年草で、草丈は40センチメートルから80センチメートルほどになります。葉のつけ根や穂に鋭い刺があり、うかつに触るとかなり痛い思いをします。葉にはしばしば模様が入ります。
  • 夏から秋にかけ、茎の先に花の穂をつけます。穂の中に雄花と雌花が混在しています。雄花のがくは5枚、雄しべは5本です。葉のわきにも花が塊状につきます。晩秋から初冬にかけ、寒さに当たると鮮やかに紅葉し、特に茎は鮮烈な色味となります。

ハリビユの画像その1。花の穂はほとんど枝分かれせず長くのびる。葉のわきにも花の塊がつく。茎の先に花の穂がつく。

ハリビユの画像その2。雄花。雄しべ5本、がくは5枚。雌花。めしべの柱頭は長く3本。葉のわきや花の穂の中に鋭い刺がある。

ハリビユの画像その3。寒くなると全体が鮮やかに紅葉する。特に茎は鮮烈な赤紫色となり目立つ。

鋭い針を隠し持っている

ハリビユはその名の通り、体にとても鋭い刺を持っており、うかつに触れると刺さってケガをするおそれがあります。しかしこの植物は、パッと見で刺があるのが分かりにくい点が厄介です。刺は葉のつけ根にあり、葉かげに隠れるようにあるのが原因です。また花期から果実期には、葉のつけ根にも花や果実がびっしりと塊状につくため、なおさら目立たなくなります。

市内の分布状況

市内全域に分布しています。水田や畑地の周辺で特に多く見られます。

市内の分布状況の図

予想される被害

  • トゲ
  • 農業被害

全体に鋭い刺を持ちます。また繁殖力がとても強く、耕されて根茎がバラバラになると、ちぎれた断片から復活してさらに増殖していきます。そのため畑に生えるととても厄介です。

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