新型コロナウイルスによる保護者のストレスとリラックス法について

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ページ番号 1025892 更新日  令和4年4月14日 印刷 大きな文字で印刷

前回のコラムでは子どものストレスとその対応についてご紹介しました。 
今回はママやパパ、養育者の方のストレスによる子どもの反応やお家で簡単に出来るリラックス法についてご紹介したいと思います。

保護者のストレスについて

幼稚園、保育園、学校などの登園自粛や休園休校によりお子さんと過ごす時間も長くなり、なるべくお子さんにストレスを与えないよういつも通りの生活を過ごせるよう努力している保護者の方も多くいらっしゃると思います。ですが、私たち大人もこの緊急事態に大きな不安や戸惑いを抱えての子育てではないでしょうか。そのため心も身体も疲れやすくなっている可能性があります。

保護者のストレスによる子どもの反応

過去の大規模震災、阪神淡路大震災や東日本大震災においてさまざまな研究結果が示されていますが、保護者のストレス状態に対する子どもの反応はさまざまです。 
前回のコラムでお話ししたような反応を示す子もいますが、保護者の精神状態が不安定になっていると逆に普段以上にしっかりして過ごしてしまう子がいます。これは過剰適応という反応の一つです。過剰適応とは、無意識的ですがママやパパが疲れているなら自分がしっかりしなきゃという意識が働いて行動面に現れる、ということです。
だからと言って大人が無理をしてその場を取り繕うのも良いとは言えません。疲れているのなら、少しの間だけ子どもに甘えて休むことも大事です。そしてなるべく早く回復して、後から子どもに「ありがとうね」「頑張ってくれたのね」と伝え、ぎゅーっと抱きしめたりしてたくさんの愛情を注いであげましょう。

ちょっと疲れた様子の子どもの画像

リラクゼーション法(漸進的筋弛緩法)

ストレスが溜まると身体に力が入っている状態になりやすいと言われています。リラックスしてくださいと突然言われたところで簡単に抜けるものではありません。今回ご紹介するのは、意図的に一度筋肉を緊張させて力を抜くと脱力しやすいという筋肉の特性に着目したリラックス法です。

 

  1. なるべくリラックスできる環境を作る。部屋の明かりは薄暗く、ベットに横たわってもソファに座ってでもOK。アロマを焚いてもいいですね 。
  2. 基本動作は、各部位の筋肉に対し、10秒間力を入れ緊張させ(息を吸う)、15秒から20秒間脱力する。(息を吐く)
  3. 両手(こぶしを握る、緩む)→上腕(力こぶ作る、緩む)→背中(腕を上げて肩甲骨を寄せる、緩む)→肩(両肩を上げてストンと落とす)→首(左右ひねる)→顔(口をすぼめ顔全体を中心に集め、ぽかんと口を開けるよう緩む)→腹部(腹筋に手を当て力、緩む)→足(足先伸ばし緩め、足首曲げて緩める)→全身
  4. 目をつぶって全身の力が抜けたことを体感する 。

全て行う時間がなければ部分的に行うのも良いでしょう。(特に肩周りはオススメです。) 
子育てをしていると日々に追われ自分の身体を意識する機会も減ってきます。こういう時こそ心と身体に少し向き合い整えてあげることが大切となってきます。ぜひ、お家で試してみてくださいね。

母と子が笑っている画像

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健康子ども部 保健センター
〒278-0003 千葉県野田市鶴奉7番地の4
電話(母子保健係):04-7125-1190
電話(健康増進係):04-7125-1189
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