子どもの予防接種
予防接種について
お子さんが健やかに成長していくために、感染症から身を守る予防接種を受けることはとても大切です。
予防接種を受けずに感染症にかかると、重い後遺症が残ったり、時には命にかかわることもあります。また、周囲に感染を広げることにもなります。そうならないために、積極的に予防接種を受けましょう。
定期予防接種
定期接種は、予防接種法に基づいて、市町村の責任で行われるもので、対象の方は、予防接種を受けるように努めなければならないとされています。
予防接種の種類ごとに接種年齢が決まっていて、対象年齢であれば原則無料で接種できます。なお、4月1日から5種混合ワクチン(ジフテリア、百日せき、破傷風、不活化ポリオ、ヒブ)と小児の肺炎球菌予防接種(15価)が追加されました。
それぞれの予防接種について、詳しくは下記をご覧ください。
注:長期にわたる療養を必要とする疾患(悪性新生物、血液・免疫疾患など)にかかったために定期予防接種を受けられなかった一部の方の接種期間が延長されることになりました。また、保護者の里帰りや長期の入院などの理由で、市が委託する医療機関以外の県外医療機関で定期予防接種を受けた方に費用の償還払いを行います。
個別予防接種(会場:個別予防接種実施医療機関)
ロタウイルス感染症
対象者
令和2年8月1日以降に生まれた方
接種対象者以外(令和2年7月31日以前生まれ)の方や、定期接種になる前(令和2年9月30日まで)に接種した場合は、任意接種(自己負担)となります。
接種時期
生後6週0日(標準的には生後2か月)以降から接種。初回接種は、14週6日までに完了することが望ましい。
種類 |
1価ワクチン(ロタリックス) | 5価ワクチン(ロタテック) |
---|---|---|
接種時期 | 出生6週0日後から24週0日後 |
出生6週0日後から32週0日後 |
接種回数 | 2回接種(27日以上の間隔をあける) | 3回接種(27日以上の間隔をあける) |
注:ワクチンは2種類あります。
注:必ず同じワクチンを使用して、必要回数接種してください。
通知方法
新生児訪問時に配布
ヒブ感染症
対象者
生後2か月から5歳未満
注:標準的な接種開始年齢は生後2か月から7か月未満です
接種回数
- 開始月齢が2か月から7か月未満=初回3回、追加1回
- 開始月齢が7か月から1歳未満=初回2回、追加1回
- 開始月齢が1歳から5歳未満=初回追加あわせて1回
接種間隔
注:接種開始月齢によって接種回数が異なります。
初回は27日(医師が認める場合は20日)以上、標準的には56日までの間隔を空ける。追加は初回接種終了後7か月以上、標準的には13か月までの間隔を空ける
- 2か月から7か月未満で開始の場合
初回接種については27日(医師が必要と認めた場合は20日)以上、標準的には27日(医師が必要と認めた場合は20日)から56日までの間隔をおいて3回、追加接種については初回接種終了後7か月以上、標準的には7か月から13か月までの間隔をおいて1回行います。ただし、初回、2回目および3回目の接種は、生後12か月に至るまでに行うこととし、それを超えた場合は行えません。この場合、追加接種は実施可能ですが、初回接種にかかる最後の接種終了後、27日(医師が必要と認めた場合は20日)以上の間隔をおいて1回行います。 - 7か月から1歳未満で開始の場合
初回接種については27日(医師が必要と認めた場合は20日)以上、標準的には27日(医師が必要と認めた場合は20日)から56日までの間隔をおいて2回、追加接種については初回接種終了後7か月以上、標準的には7か月から13か月までの間隔をおいて1回行います。ただし、初回、2回目の接種は、生後12か月に至るまでに行うこととし、それを超えた場合は行えません。この場合、追加接種は実施可能ですが、初回接種にかかる最後の接種終了後、27日(医師が必要と認めた場合は20日)以上の間隔をおいて1回行います。 - 1歳から5歳未満1回接種 1回接種
通知方法
新生児訪問時に配布
小児の肺炎球菌感染症
令和6年4月より、小児の肺炎球菌ワクチンが従来の13価ワクチンから、新たに15価ワクチンが追加されました。当面は、13価ワクチンも定期接種として使用できます。
対象者
生後2か月から5歳未満
注:標準的な接種開始年齢は生後2か月から7か月未満です
接種回数
- 開始月齢が2か月から7か月未満=初回3回、追加1回
- 開始月齢が7か月から1歳未満=初回2回、追加1回
- 開始月齢が1歳から2歳未満=初回追加あわせて2回
- 開始月齢が2歳から5歳未満=初回追加あわせて1回
接種間隔
注:接種開始月齢によって接種回数が異なります。
初回は標準的には1歳まで(7か月から1歳未満開始の場合1歳1か月までに)に27日以上の間隔を空ける。追加は1歳から1歳3か月を標準的な接種期間とし、1歳以降に初回接種終了後60日以上の間隔を空けて接種
- 2か月から7か月未満で開始の場合
初回2回目の接種が1歳を超えた場合、初回3回目の接種は行わないこと。追加接種は実施可能。
また、初回2回目・3回目の接種は2歳未満で行い、超えた場合は行わないこと。追加接種は実施可能。 - 7か月から1歳未満で開始の場合
初回2回目の接種は2歳未満で行い、超えた場合は行わないこと。追加接種は実施可能。 - 1歳から2歳未満で開始の場合
60日以上の間隔を空ける
通知方法
新生児訪問時に配布
B型肝炎
対象者
1歳未満
標準的な接種期間は生後2か月から9か月未満
注:母子感染(垂直感染)予防として、出生後から健康保険によるB型肝炎ワクチンの接種を受けたことのある方は、定期予防接種の対象になりません。
接種回数
合計3回接種
- 1回目=生後2か月以降に接種
- 2回目=1回目から27日以上の間隔をあけて接種
- 3回目=1回目の接種から139日以上あけて接種(20週後の同じ曜日から接種可能)
通知方法
新生児訪問時に配布
ジフテリア・百日咳・破傷風・不活化ポリオ・ヒブ(5種混合)
令和6年4月から新たに5種混合ワクチン(ジフテリア・百日咳・破傷風・不活化ポリオ・ヒブ)が定期予防接種に追加されました。
4種混合ワクチン、ヒブワクチンの接種を開始している人は、原則として同一種類のワクチンを必要回数接種する必要があります。
対象者
生後2か月から7歳6か月未満
注:標準的な接種開始年齢は生後2か月から7か月未満です
接種回数
1期初回=3回
1期追加=1回
接種間隔
1期初回=20日以上、標準的には20日から56日までの間隔を空ける
1期追加=1期初回終了後6か月から1年半までの間隔を空ける
通知方法
新生児訪問時に配布
ジフテリア・百日咳・破傷風・不活化ポリオ(4種混合)
対象者
生後2か月から7歳6か月未満
注:標準的な接種開始年齢は生後2か月から1歳未満です
接種回数
- 1期初回=3回
- 1期追加=1回
接種間隔
- 1期初回=20日以上、標準的には56日までの間隔を空ける
- 1期追加=1期初回終了後1年から1年半までの間隔を空ける
通知方法
新生児訪問時に配布
注意
4種混合は平成24年11月より開始となりました。すでにDPTワクチンや不活化ポリオワクチンを1回以上接種したことがある場合はお問い合わせください。
不活化ポリオ(IPV)
対象者
生後2か月から7歳6か月未満
注:標準的な接種開始年齢は生後2か月から1歳未満です
接種回数
- 1期初回=3回
- 1期追加=1回
接種間隔
- 1期初回=20日以上の間隔をあける(20日から56日までの間隔が望ましい)
- 1期追加=1期初回終了後1年から1年半までの間隔を空ける
通知方法
保健センターや医療機関で配布
注意
平成24年9月1日より前に経口生ポリオワクチンや国内未承認の不活化ポリオワクチンを接種した方は、接種回数分ポリオを受けたとみなします。合計4回の接種になるように残りの回数をお受けください。経口生ポリオワクチンを2回接種されている方は接種する必要はありません。
ジフテリア・百日咳・破傷風(3種混合)
対象者
生後2か月から7歳6か月未満
注:標準的な接種開始年齢は生後2か月から1歳未満です
接種回数
- 1期初回=3回
- 1期追加=1回
接種間隔
- 1期初回=20日以上、標準的には56日までの間隔を空ける
- 1期追加=1期初回終了後1年から1年半までの間隔を空ける
通知方法
保健センターや医療機関で配布
注意
生ポリオワクチン及び不活化ポリオワクチン、3種混合ワクチンを接種した方は接種可能です。
結核(BCG)
対象者
1歳未満
注:標準的な接種年齢は生後5か月から8か月未満です
接種回数
1回
接種間隔
接種間隔
接種期限:1歳の誕生日前日まで
通知方法
新生児訪問時に配布
麻しん風しん混合(MR)
麻しん風しんの予防接種を受けましょう
麻しん風しんにかかった方の約8割は、予防接種歴がない、または接種歴が不明な方です。幅広い年齢層から感染の報告がありますが、特に1期の定期予防接種を開始する前の0歳児及び予防接種歴のない1歳児に多いとのことです。
定期予防接種の対象で、1期の方は1歳のお誕生日を迎えたらすぐに、2期の方は小学校就学前の年の4月から6月に受けるのがおすすめです。まだ接種が済んでいない方は早めに接種しましょう。対象者は下表のとおりです。対象者の方には既に個人通知していますが、紛失や転入などの場合はご連絡ください。
定期予防接種対象外の方についても、希望があれば医療機関で接種することができます(有料)。
注:麻しんは、非常に感染力が強く、予防接種を受けないと多くの人がかかる病気で、39度から40度の高熱や発疹等の症状がでます。重症化すると肺炎や脳炎を合併し、死亡例も発生する病気です。
注:風しんは、「三日はしか」とも呼ばれ、発熱、発疹、リンパ節腫脹を特徴とします。近年、20歳から40歳代の男性に風しん患者が増加しています。予後は良好であり、自然治癒しますが、妊婦が妊娠初期から中期に風しんにかかると、死産・流産の原因になる他、生まれてくる児が難聴・白内障・先天性心疾患を三大症状とする「先天性風疹症候群」を発症する場合があります。
対象者
1期:1歳から2歳未満
2期:5歳から7歳未満で小学校就学前の1年間 (平成30年4月2日から平成31年4月1日生まれ)
接種回数
- 1期:1回
- 2期:1回
接種間隔
- 1期 接種期限:2歳の誕生日前日まで
- 2期 接種期限:令和7年3月31日まで
通知方法
1期は新生児訪問時に配布
2期は令和6年3月末に個人通知
注意
麻しんや風しんにかかったことがある方で、かかっていないどちらか一方の予防接種を希望される場合はお問い合わせください。
水痘(すいとう)
対象者
1歳から3歳未満
注:標準的な接種開始年齢は1回目は1歳から1歳3か月未満
接種回数
2回
接種間隔
2回目の接種は1回目の接種から3か月以上、標準的には6か月から12か月までの間隔を空ける。
注:すでに水痘予防接種を1歳以降に2回接種している場合は対象外。ただし、1回目と2回目の間隔が3か月未満の場合は定期接種として2回目を受けることができます。1歳以降に1回接種している場合は残り1回接種可能です。
通知方法
新生児訪問時に配布
注意
すでに水痘にかかったことのある方は、対象外になります。
日本脳炎
- 日本脳炎ワクチンの供給不足について
- 日本脳炎予防接種1期 説明書 (PDF 356.4KB)
- 日本脳炎予防接種2期 説明書 (PDF 293.7KB)
- 日本脳炎特例対象者(13歳以上) (PDF 539.0KB)
対象者
1期:生後6か月から7歳6か月未満
注:標準的な接種開始年齢は3歳から4歳未満です
2期:9歳から13歳未満
注:標準的な接種開始年齢は9歳から10歳未満です
接種回数
- 1期初回:2回
- 1期追加:1回
- 2期:1回
接種間隔
- 1期初回:6日以上、標準的には28日までの間隔を空ける
- 1期追加:1期初回終了後6か月以上、標準的にはおおむね1年(11か月から13か月)後に接種
- 2期:接種期限:13歳の誕生日前日まで
通知方法
1期は新生児訪問時に配布
2期は9歳の誕生月の前月に個人通知
日本脳炎(特例対象者)
対象者
平成7年4月2日生まれから平成19年4月1日生まれであり、20歳未満の方
接種回数
合計4回になるように残りの回数を接種
注:4回接種済みの方は接種する必要はありません
接種間隔
- これまでの接種が1から3回の場合
残りの回数を6日以上の間隔を空けて接種 - これまで1回も受けていない場合
1・2回目:6日から28日までの間隔を空けて接種
3回目:2回目の接種後6か月以上、標準的にはおおむね1年(11から13か月)後の間隔を空けて接種
4回目:3回目の接種後6日以上(おおむね5年後)の間隔を空けて1回接種
上記、接種回数及び間隔を参考に、計4回を接種してください。4回接種済みの方は、接種する必要はありません。接種間隔等についてはお問い合わせください。
ジフテリア破傷風(DT)
対象者
2期:11歳から13歳未満
注:標準的な開始年齢は11歳から12歳未満です。
接種回数
1回
接種間隔
ジフテリア百日咳破傷風(3種混合)ジフテリア百日咳破傷風不活化ポリオ(4種混合)が完了していない方は有料で接種が必要な場合があります。お問い合わせください。
通知方法
11歳の誕生月の前月に個人通知
ヒトパピローマウイルス感染症
令和5年4月1日からシルガード9(9価ワクチン)が追加承認されました
ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん等予防)ワクチンについて、9価ワクチン等に関する情報提供を実施するため、対象者の方へ令和5年7月下旬に個別に通知しました。
なお、予診票につきましては、令和4年度対象者の方へは令和4年8月に送付済みです。接種を希望される方で予診票を紛失された方や、野田市に転入された方は、母子健康手帳をご持参のうえ保健センター4階または関宿保健センターへお越しください。
厚生労働省予防接種情報
厚生労働省・予防接種情報関する詳細な情報については下記をご覧ください
医薬品副作用被害救済制度について
平成25年3月31日までに、市町村の助成により、ヒトパピローマウイルスワクチン、ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチンのいずれかを接種した方のうち、接種後に何らかの症状が生じ、医療機関を受診した方は接種との関連性が認定されると、医療費・医療手当が支給される場合がありますので、お心当たりのある方は具体的な請求方法等について、独立行政法人医薬品医療機器総合機構の救済制度相談窓口にお問い合わせください。
電話(フリーダイヤル):0120-149-931
注:フリーダイヤルがご利用になれない場合は電話:03-3506-9411(有料)
受付時間 月曜日から金曜日(祝日・年末年始を除く)9時から17時
千葉県予防接種センター事業について
千葉県予防接種センター(千葉県こども病院内)
心臓血管疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患及び発育障がい等の基礎疾患のある方や全身性発疹等アレルギーを疑う症状をもつなど予防接種要注意者のお子さんが、安心して定期予防接種が受けられるように次のことを実施しています。
- 定期予防接種の実施
毎週月曜日、13時から15時(予約制、年末年始・祝日を除く) - 医療相談
月曜日・火曜日・木曜日・金曜日、10時から16時(正午から13時、年末年始・祝日を除く)
電話番号:043(292)2111(代表)
関連情報
PDFファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。お持ちでない方は、アドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウで開きます)からダウンロード(無料)してください。
ご意見をお聞かせください
このページに関するお問い合わせ
健康子ども部 保健センター
〒278-0003 千葉県野田市鶴奉7番地の4
電話(母子保健係):04-7125-1190
電話(健康増進係):04-7125-1189
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。