キュウリグサ(胡瓜草)(ムラサキ科 キュウリグサ属)
キュウリグサ(胡瓜草)(ムラサキ科 キュウリグサ属)
自生環境
道ばた、野原、畑地 など
原産地
日本在来
特徴
- 身近な場所のいたるところにごく普通に見られる1年から越年草です。秋に発芽し、ロゼットの状態で越冬し、春に開花結実して枯れるというサイクルを繰り返しています。
- 穂の先はくるんと巻いています。花が咲き進むにつれて巻きがほどけるようにしてのびていき、最終的には20センチメートルから30センチメートルほどの長さになります。このように巻いたような穂のつきかたをサソリ状花序または巻散花序と言います。穂の部分には葉はありません。
- 花は直径2ミリメートル程度と小さいのですが、よく見るととても可愛らしい姿をしています。花びらは水色で、中心付近はほんのり黄色になっています。つぼみはしばしばピンク色になります。
どこがキュウリ?
キュウリグサのキュウリ、これはあの野菜のキュウリのことです。しかし見た感じはどこにもキュウリの要素がなく、疑問に思う方も多いかもしれませんね。では、どこがキュウリなのか…。葉を揉んで匂いを嗅ぐと、そこに答えがあります。そう、キュウリのような匂いがするのです。草むしりをしている時にふとキュウリの匂いが漂ってきたら、近くにキュウリグサがあるかもしれません。
市内の分布状況
市内全域、環境を問わずどこにでも普通に見ることができます。
生育を脅かす要因
- 今のところ特になし
市内全域にごく普通で、今のところ絶滅の心配はありません。しかし目の敵にしすぎるのは考えもの。地域に咲く野の花として、やさしく見守る気持ちを大切にしたいところです。
PDFファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。お持ちでない方は、アドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウで開きます)からダウンロード(無料)してください。
ご意見をお聞かせください
このページに関するお問い合わせ
PR推進室
〒278-8550 千葉県野田市鶴奉7番地の1
電話:04-7199-2090
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。